東北な温泉
温泉突進レポート

姉戸川温泉

(東北町)
〒039-2402 青森県上北郡東北町大字大浦字中久根下98-3 TEL.0176-56-3529

入浴 200円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 10月、下北半島の付け根、小川原湖のすぐ南、八戸から野辺地へ向う幹線道路(県道8号)沿いにある公衆浴場「姉戸川温泉」にやって来ました。と、建物が昔の昭和民家風のもので、友人の家に似ていて、なんだか懐かしさを覚えるのでありますね~。

 して、館内に入ると受付には誰もおらず「すいませ~ん」と声をかけたりしていると、奥のドアからオジサンがちょこっと顔を出し「200円!」と発し、暗黙のうちに「そこに置いといて」とおっしゃっているよう。ふーんと思いながら、まるでツーカーの間柄のように200円をそこへ、ペシッ。

 すると、そこへとっても人懐っこい猫が「にゃ~(いらっしゃい)」と鳴きながら寄ってきたりして、なんだか「人類(哺乳類)みな兄弟」的な、おおらかな館なのでございます。
 さて、浴場に入ってみますと、そこにはとっても広い浴室が待っておりまして。ありゃ~、なんですかそのバシャバジャの大量のお湯は~。で、先客のオジサンなんぞは、滝のように降り注ぐお湯の下に陣取り、打たせ湯のように頭からかぶりながら、自動洗髪機&マッサージ器的にご利用中‥(女湯にも、そのようにしているお婆ちゃんがいたそう)。こりゃ、シャンプー要らんのじゃな~い。

 で、お湯はタイルのせいか、ちょっと黄緑色に見え、ほんの少し匂いがあるような、肌触りがヌルヌルする気持ちのよい温泉です。難を言えば少しぬるく、夏の温泉といったところでしょうか。まあそれでも良い温泉には間違いありません。また、オーバーフローしたお湯がサヤサヤと床を伝って行く光景が、見事なものでして。

 と、ここは三沢基地のそばであり、時折、耳をつんざくような戦闘機の爆音が聞こえて参ります。外に出てみると、戦闘機が低空飛行で頭上をかすめ、松島等で見られるスマートな練習機とは違った、ごっついシルエットで人間どもを威圧するように、空を飛び去って行くのでありました。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:大浦温泉 44.5℃ pH8.6 337L/M

塩素 206, メタケイ酸 170(昭和56年2月分析)



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©東北な温泉0810 , 18rw , Update:2024/09/17