東北な温泉
温泉突進レポート

鹿狼の湯

(新地町)


〒979-2706 福島県相馬郡新地町杉目飯樋52 TEL.0244-63-2617

入浴 660円
入浴、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり

2008.02新築オープン

 3月、宮城から、太平洋側を走る国道6号線を南下し、福島に入ること数キロ、鹿狼山へ少し上りかけた登山口にある「鹿狼の湯」にやって参りました。鹿狼山は標高429mほどの小さな山。それは「え、こんな所で鹿と狼が追いかけっこしていたの~」と勝手な妄想を思い起こしてしまう、そんな名の山なのです。

 ふもとから坂道を上って来ますと、最初にあるのが(旧)旅館と登山口とその駐車場で、そこから50mほどの急坂の上に、新しい「鹿狼の湯」の立派な施設が建っておりました。地元の人が言うには「そば屋だった建物を壊して、新しく建てた」ということなんですね。
 建てられて間もない施設は、キレイで気持ち良く過ごせます。ちょっくらのぞいてみた広間には誰もいなく、おっかし~な~と思っていると、広間はアチコチにあり、その何処かにお客さん達がいるようで、遠くから話し声が聞こえて来ておりました。あと、2階は宿泊専用になっているようですね。

 浴場へ向かってみましたら、そこには窓側にくっ付けられた四角い湯船があり、外に出てみると岩をくり抜いた露天風呂がとてもよい雰囲気で横たわっております。その露天風呂からは、辺りの立ち木の隙間から相馬平野が一望でき、その先の海までも見渡せるようになっていました。

 お湯は無色透明で、塩素臭はありますが源泉自体には匂いはなく、肌触りは中性の感じ。で、成分分析表もないし、温泉なのかどうか分からない、そんなお風呂なのです。シーンと静まり返った注ぎ口、時々急にお湯がドバドバッと出て賑やかになり、またすぐ止まる、そんな運用になっておりましたのです。まあだいたい、そのドバドバ時にお湯が少しキレイになり、始終良い具合に。

 いつものことですが、冬の冷たい風が吹きすさむ露天風呂、この天国と地獄が堪らなく、とっても良いものでございましょ。

泉質:分析表の掲示無し


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©東北な温泉0803 , 17rw , Update:2024/09/17