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先日、テレビ(NHK)を見ていたら、プールで目が赤くなるのは塩素のせいではなく、オシッコ(アンモニア)と塩素が反応してクロラミンができ「臭う、目が赤くなる」という事態が起きるのだと。そしてなんと、塩素には臭いは無いそうで。
またプールが特別に塩素が多いわけではなく、水道水の塩素濃度と同じ(1mg/L)であるそう。‥ちなみに、水道水は家庭の蛇口に届く頃には塩素濃度も減り、だいたい0.4mg/Lとか、それぐらい(規定では0.1mg/L以上)。
と、人は体が冷えるとオシッコがしたくなるようにできているらしく、外国の有名水泳選手などは「プールに入ると自然に出る」と悪びれもせずインタビューに応えておりまして。いやだ~、行きたくない、もうプールへは~。
そこで巻き起こる大いなる疑問が。え、お風呂の塩素臭もオシッコなの~?と。いや、ご安心下さい、人の汗もオシッコと同じ成分なのだそうで、とりあえず一安心。‥本当は汗でもイヤなんですけどね~。
それから、現在のプールでは循環ろ過装置によりクロラミンなどを取り除いている所も多いそう。なので、大規模な浴場でもこれと同じ装置が付いているのかも知れませんですね~。
まあ、そのことから考えると‥
- お風呂は湯量豊富な掛け流しが良い(塩素消毒不要)。
- 塩素投入であっても、塩素臭がする場合と、しない場合がある。理由は、お湯がまだキレイだとか、ろ過装置が高機能だとか。
- 塩素臭がするからといって、それは悪いお風呂ではない。塩素消毒が必要なのに、それをしていないお風呂が、最悪なのである。
今のところ、こんなことを考えています。
<と、そこで疑問?>
- 塩素には臭いは無いというけど、水道水って塩素臭するよね~。
→ これは水道水になる元の水がよろしくないということ~?
→ 最近、水道水でもおいしい水が多くなり、あの最悪と言われていた大阪市の水道水がおいしくなったらしく、2011年にモンドセレクション金賞まで受賞してしまったそう。これは水源がよいわけではなく、高度の浄水処理がよかったというもの(クロラミンを除去したということなんですかね~)。
- 温泉で計測される「塩素イオン」って、消毒に使われる塩素と違うの?
→ これは全然違います。
p.s.
過去のレポート中で、塩素臭について間違ったことを書いているところがありました。どうも、すみません。
その他)
- キッチンハイターの匂いを嗅いでみたら、匂いはなかった。‥でも、そのあと手を洗ったたら、手に塩素臭が(ただ、水道水と汗が反応しただけだとも)。
- 暑い夏、汗を多くかいた日のお風呂は、塩素臭が強いと感じた。
- あ、ハイター(次亜塩素酸ナトリウムを主成分)は強力なアルカリ性(pH=11~12)。けど、化学でいう塩素は水溶液中で酸性になるよう。また、公衆浴場の塩素消毒では、アルカリ性または中性の状態に調整し使用されるそう。ということは調整に失敗し、アルカリ側に振れたり酸性側に振れたりするということ。なるほど、疑問解決。
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