東北な温泉
温泉突進レポート

ホテル王将

(天童温泉)

〒994-0025 山形県天童市鎌田本町1丁目1-14 TEL.023-653-3155

入浴 700円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

 3月、天童市の町の中、思いのほか高層な建物を構える施設「ホテル王将」にやって参りました。と、駐車場が交差点を越える斜め前の、信号を2回渡った所にありまして、本当に町の中なんでございます。‥上記画像のバードビューの中に王将マークがみえますね。

 天童温泉は天童市の町に溶け込むようにあり、そしてまた大きな高層の観光ホテルが数多く、え、経営って大丈夫なんだろうか? と余計なことを考えてしまいます。まあ、この頃は将棋の人気も出てきておりますが(藤井聡太さんや加藤一二三さんが特に)、将棋の町・天童も少しは賑わっているのでしょうか。

 いや、もっと将棋マンガを作ってアジアから欧米まで、将棋を広めなくっちゃ。いやいや、世界中から参戦できるオープンな場にしなくっちゃ。‥なんて、いろいろ浮かんでしまいましてね~。あ、また言っちゃいますが、自分はアマチュア三段でゴマス。
 中に入り受付を済ませますと、浴場は同階の奥の奥。で、浴場へ入場いたしましたら、やっぱり誰もおらず、貸切り状態で。して、浴室には正面に王将の駒を形どった大石が飾られてあり、奥の注ぎ口の上には、同じ大石で左馬(ひだりうま:天童でよく見かける縁起物)が彫られた駒が飾られてありました。

 さて、お風呂はたいそう大きなもので、そこに熱いお湯が注がれ、微妙に掛け流されつつあるもよう。そこへザブンと浸かればサワッとオーバーフローし、そのお湯は無色透明で匂いもなく、肌をこするとベタッとくっ付く、弱アルカリ性の特徴が消されてカルシウムのキシキシする肌触りに。

 あ、入浴当初はちょっとヌルッとする感じがありますが、これは体に付いた気泡のせいで、一度上がってもう一度入浴すると、キシキシ感しかなくなっております。

 と、ここ天童温泉の特筆すべきところは、何といっても硫酸イオンの多さ。おそらく気のせいではないと思いますが、浴後は硫酸塩泉の特徴と思われる「身体がだるさ・疲労感」を覚えまして。相棒のMG氏は車中で居眠り中。まあ硫酸塩泉は温泉らしくないと感じる人も多い泉種ですが、このお湯は、こんな感じなんでございます。

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:6号、8号及び9号源泉合流貯湯槽 60.1℃ pH8.0

ナトリウム 330, カルシウム 210, 塩素 137, フッ素 3.4, 硫酸 975(分析:平成28年)



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©東北な温泉1803 , Update:2024/09/17