東北な温泉
温泉突進レポート

ホテルシンフォニーアネックス

(新寒河江温泉)

〒991-0041 山形県寒河江市寒河江久保11 TEL.0237-83-1222

入浴 1000円
入浴、休憩(広間無料)、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天1、サウナ1)、貸切風呂
シャンプー・セッケンあり
※駐車場に足湯あり

 12月、寒河江市の外れ、最上川のほとりにある大きな宿泊施設「ホテルシンフォニーアネックス」にやって参りました。と、辺りは寒河江スマートI.C.や、公園、スポーツ施設等が立ち並び、ガラーンとしてはいるけれど何だか賑わいのある界隈なのです。

 で、駐車場からホテルに向かいますと、脇の方に「吟処みやま亭」という蕎麦屋さんの入口があり、お、ここだ~と。どうも日帰り温泉の入り口も、こちらみたいなんですね~。
 それで、ここは食事をすると温泉入浴料金が安くなるそうなので、ほんじゃ~と昼食から。

 それから食事処/みやま亭の受付(日帰り温泉も同じ受付)に向かいましたら「只今満席となっております」とのおふれ書きが容赦なく。え~、と思いながら声をかけてみると、中から店員さん(オバサマ)が出て参りまして、何やら渋っているようす。が、太平洋側からヨッコラと一山越えてやって来た私共、そう簡単には引き下がれませぬぞ~。それで、最近人間化してきたMG氏がゴニョゴニョと交渉して、やっと入店OKになりましたのです。

 して、食事処に入り、何だかチラシっぽいメニューにあった「十割ざるそば」を注文致します。で、何だかすぐに運ばれた蕎麦は、程々に小さめな器にてんこ盛りになっており、それは1.5人前以上はあるような。

 そして蕎麦は、色の付いた麺に薄い点々があるもので、それをカツオダシのツユにくぐらせ食べてみましたら、これが思いのほかおいしゅうござります。また、その細切りの蕎麦は、意外にモチモチしており、甘い風味をかもすよう。そう、これは山形田舎そばとは違っており、この細さと弾力が十割そばとは到底考えられなく。いや、適当なんだろうと勝手に思った蕎麦屋が案外侮れなくて、やはり山形蕎麦は素晴らしいです。

 えーと、ここはテーブル席と小上がり席と座敷席とがあり、今日はなんかイベント的な集まりがあるようでした。





 さてと、会計後、プラス600円で入れる温泉へ向いましたところ、いや、向かうも何もそれはすぐ脇に。

 靴を脱いで上がったら正面に襖があり、それを開ければ、まあまあの広間。んにゃ、そこにはお婆ちゃん達がワンサカおりましての~。して、ふ~んと思いながら奥の浴場へ、とりあえず向かいます。

 それから浴場の中へ突進してみましたら、ほう、なかなかいい感じ。で、初めにお目にかかる内湯を見てみると、それは濃い褐色を呈し、湯口からシャバシャバとお湯が継ぎ注がれ、窓側の縁からサワワとオーバーフローしております。

 また、そのお天道様に照らされたお湯は、不気味なほど赤味を帯び、それはちょっと恐ろしげで。そんな心持ちながら浸かってみれば、お湯はほんの少しだけアブラ臭があり、肌をこすると中性のピタッとくっ付く感じで。まあ、もっと匂いそうなものですが、一旦貯蔵してからの使用ということなので、香りが飛んでしまったのでしょうか。

 次、外の露天風呂に出てみると、それは大きな岩の囲いがされており、また脇にあるもう一つの水槽は池で、鯉が元気に泳ぎ回っておりまして。

 と、湯けむりに包まれ、お湯の注ぐ水音を聞き、冬の寒風に吹かれ浸かると、そりゃもう何とも良い気持ち。はい、何だかんだ申しましても、この褐色のお湯が温泉感を醸しましてね~。そうそう、露天風呂の先には最上川も。

 あ、帰りに「JAさがえ西村山アグリランド産直センター」に寄って行こうっと。

泉質:単純温泉 低張性中性高温泉 源泉:新寒河江温泉 49.5℃ pH7.1

ナトリウム 142, 塩素 116, 炭酸水素 271,メタケイ酸 121(分析:平成20年)加温、循環ろ過、消毒

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©東北な温泉1912 , Update:2024/09/17