東北な温泉
温泉突進レポート

山形うわの温泉 天神乃湯

(山形市)


〒990-2303 山形県山形市蔵王上野313-1 TEL.023-688-5837

入浴 390円
入浴、休憩(広間別途料金、2F大広間、1F個室)、軽食
男女別(内湯1、露天風呂2)
シャンプー・セッケンあり

 4月、山形市の平地から蔵王温泉へ上り始めると、その途中の山腹にある日帰り温泉「山形うわの温泉 天神乃湯」にやって来ました。で、館内に入ると、そこには小さな売店と受付、待合所等が設けられてあり、広間は別途あるみたい。

 と、ちょっと話を戻しますが、そこは蔵王山へ上る眺めの良い幹線道路からは案外離れており、また途中には時々民家なんかもあったりする所。して、ふーん、こんな高い所にも民家があるんじゃな~と思ったり。それで、昔、自分が育った家が坂の上にあり、自転車を押して帰るときにも、忘れ物をして戻るときにも、平地の家をたいそう羨(うらや)んだことを憶えていて。行きはよいよい帰りはコワい~♪。まあ、そんなことを語る自分なのに、ちゃんと今、なんだか小高い所に住んでおりましてね~。あと、誤解のないように言っておきますが、こちらの眺めは最高に良く、それはマイナス部分を上回るほどざましょ。
 まあ、そんなで受付を済ませて、浴場へ。

 さて、浴室には数人のお客さんがおり、お風呂に入ったり泡を飛ばして洗髪したり、そんなよく見る風景を展開中。で、見回せば、目の前に大きな内湯が横たわり、その外に露天風呂が設けられ、基本それらは大理石造りで、それに加え露天風呂は石囲いがしてあるよう。

 そんで、ほほうと分かったふうな顔でお風呂に浸かってみますと、お湯は無色透明でほぼ匂いはなく、肌触りが中性の感じの、特徴のないサッパリとしたもの。まあ、それでもちゃんと掛け流しになっていて、悪くはない感じでございます。

 次、外の露天風呂に出てみましたら、そこにはオジサンが一人、ポワーンと入浴中。で、その隣、奥側の塀のそばに自分もドボン。そのしばらく後、ふと女湯は隣なのかな~と、塀の方に顔を向けてみれば、あれ、その隙間っこから、ちょっとだけ水面が見えているではございませぬか~。

 ヤバイッス。こりゃヤバイッス。オジサンが塀から離れていたのは、このせいだったのか~。いやまてよ~、自分がそちらへ顔を向けたのは、もしかして視線を感じたから‥、とか色々脳内にクルクルと‥(パーは付けない)。

 だけども、まだ肌寒い空気に覆われる露天風呂に浸かり、冬枯れの木立の空を見上げ、その優しく響く水音に癒やされれば、一瞬でココロ穏やかになり、もう、魂が遠くに行ってしまいそう。

 あ、そうだ、もう一つのお風呂、露天「ふじ」(トルマリンの湯)というのも、ありましたけどね~

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性中性高温泉 源泉:山形うわの温泉 65.5℃ pH7.4

ナトリウム 457, カルシウム 158, 硫酸 1179, 炭酸水素 183(分析:平成29年)微弱な塩素臭あり、800m掘削、100L/M




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©東北な温泉1904 , Update:2024/09/17