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中華そば処・琴平荘

(鶴岡市)
〒999-7463 山形県鶴岡市三瀬己381-46 TEL.0235-73-3230
中華そば(あっさり)700円
駐車場あり(地下を通った海側にもあるのでどうぞ)


 5月、鶴岡の有名なラーメン屋さんで、本業の旅館が繁忙期の夏はラーメン営業しないという一風変わったお店、本来は旅館の「中華そば処 琴平荘(こんぴらそう)」にやって来ました。

 国道7号線から案内看板に従って日本海の海側の脇道に入ると、おや、この辺では見慣れない黒山の車だかりが。案内人もいない駐車場にて誰もが右往左往して戸惑い、諦めて帰る人もいる中、運良く一つの空きを見つけて、いざ突撃。どうやら裏山は金比羅神社で、下側は三瀬海水浴場となっているもよう。

 中に入り、玄関の靴の多さにおじけづきながら、奥の廊下を曲がると、先の廊下と待合い大広間に大勢のお客さんが、しびれを切らしながら、ひしめき合っているではございませぬか~。‥ちなみにこの画像は、帰りの2時過ぎのガランとした待合い大広間の風景。

 もとい、で、奥の食事広間にて68番の受付札を取った後、ここで待つこと1時間ちょっと。ざっと100名ぐらいがさばかれた後、やっと自分の番になりました。‥今日は期間営業の最終週とあって、激混みだったようなんですね~。
 して、100畳を越えるほどの だだっ広い食事広間には、テーブル席が15程あり、案外スカスカの悠々とした配置に。と、窓の外にはポコン島と弓型の砂浜が見え、なかなか良い景色なのです。

 で、メニューの筆頭にあった「中華そば(あっさり)」を頼んでみますと、まあ、程なく出て参りまして、見ると普通のラーメンの姿で、特に変わったところはない様子。して、スープをすすってみれば、おう、これは煮干しダシ系のオーソドックスな風味。

 で、細ちぢれデコボコ手打ち麺との相性もGOODです。あ、この味、福島の生江食堂が脳裏に浮かんできまして。説明では地鶏・豚足と飛島産トビウオを使っているとな~。

 また、カツ節似の脂身ありチャーシューも良い味付けで、シコシコのメンマもマンザラでもありませぬ。ん~、旨いことには間違いございません。そして、ボリュームもガッツリとありますな~。1杯のラーメンにこれだけの人が集まるなんて、いや、度肝を抜かれました。

 今の混みようなら、サラリーマンのお昼時間では間に合いませんぞ~。

メモ)
 先日、情熱大陸(テレビ)で、ここのご主人が紹介されているのを見ました。で、2018年の地震で建物が壊れ、宿屋は廃業したそうで、現在はラーメン屋のみの営業。が、宿屋時代と同様に、夏季は充電期間とかで休業しているみたいです(営業は10~5月)。

その他:多加水麺で多めの量の240g(通常200g前後)、ダシに使用するトビウオは高いので自分で制作(地元漁師から仕入れ天日干し)。



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©東北を行け1405 , 18rw , Update:2024/09/17