名取特産ですが…「仙台せり」でGI登録
日本有数のセリ産地・宮城県名取市が「仙台せり」の名称で、地理的表示(GI)の登録取得に乗り出した。「せり鍋」ブーム沸騰で需要が急増する中、ブランドを守り、生産拡大につなげる狙いだ。
毎年恒例の『せり鍋祭り』の開催が決定http://yuriageasaichi.com/info/2917
「仙台せり」 ブランド化へ協議会設立
名取市増田と仙台市太白区中田の両地区で生産されている特産の「仙台せり」が、ブランド確立に向けて動きだした。両地区の生産団体などが9日、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度への登録を目指し、仙台せり振興協議会を設立した。
野菜として美味しいのは、3~4月だそうです。
せり農家の人が話しておりました。テレビで。
宮城名物「仙台セリ鍋」主役じわり他県産 増産困難で品薄、高止まり
「仙台セリ鍋」ブームの影響で、「仙台セリ」などの名称で販売される宮城県産セリの価格が高止まりしている。市場価格は東日本大震災前の2.5倍にはね上がった。
仙台市のスーパーには、秋田や山形、茨城のセリが並ぶ。昨年から「せり鍋」の総菜販売を始めたコンビニ大手のローソンも、地元産セリの安定確保を見通せず、「宮城県産セリ使用」の表記を見送った。
[仙台セリ]約400年前の江戸時代初期から名取地域で盛んに栽培されるようになった伝統野菜。宮城県のセリの収穫量は全国1位(2014年)で主産地は名取市、石巻市河北町。主に水耕栽培で9月頃から店頭に並び、4月いっぱいまで楽しめる。2~4月に香り、甘みが最も強くなり旬を迎える。
人気急上昇!宮城県の郷土料理「せり鍋」
数年前から女性を中心に人気を集め、徐々に全国的に知られるようになってきた「せり鍋」。元々は、宮城県の郷土料理なんです。せりは、春の七草として知られていますが、宮城県民にとってはせり鍋も七草粥にも負けないくらいの知名度を誇ります。
宮城県って、牛タンや魚介類などのイメージがあるかもしれませんが、じつは名取市を中心にせりの栽培が盛んで、せりの生産量は全国1位。宮城県以外では、茨城県でも多く栽培されています。
せり鍋がどんな鍋かというと、鴨だしや鶏ガラだしに豆腐やネギ、白菜、ゴボウ、鴨肉(鶏肉)などと一緒に、たっぷりのせりが入った鍋。葉の部分だけでなく、根っこの部分も使います。意外かもしれませんが、「根っこが好き」という人はかなり多いんです!
この前、テレビを見ていたら、仙台セリ鍋を食べられるお店が、仙台市内のアチコチに(いつの間にか)できているのが紹介されていました。主に居酒屋さんですね。
‥でも、根っこまで食べる文化は三関せりですから。以前紹介されていた名取の農家の人も、三関せりを参考にしたと言っておりましたし。今日、スーパーで県内産の根っこ付セリ、売っておりましたよん。どうすかぁ。
幻のセリ収穫盛ん 登米市迫町
観音寺セリは強い香りが特長。他の地域では栽培が難しく、「幻のセリ」と呼ばれる。収穫期は4月と12月の年2回。木村さんは「冬のセリの方が味が良いようで注文が殺到している。作業が大変だ」と話した。
「名取せり鍋」2000食無料!今日、閖上
宮城県名取市閖上の「ゆりあげ港朝市」で25日、「せり鍋まつり」(市観光物産協会主催)が開かれる。地元特産のセリを使った「名取せり鍋」2000食を来場者に無料提供する。
市場で「仙台セリ」として出回る名取特産のセリは、380年余りの栽培の歴史を誇る。たっぷりのセリと鶏肉などを入れた「名取せり鍋」は昨年、「仙臺(せんだい)鍋まつり」でグランプリを獲得した。
市観光物産協会は「根っこまでおいしい名取のセリをぜひ味わって」と呼び掛けている。午前7時開始で、なくなり次第終了。