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仙台せり鍋

「仙台せり」は、だいたい名取で作っています。出荷 8月下旬~4月末、でも料理店に出る期間はもっと短いです。元々は根っこを食べなかったようで、食べ始めたのは2014年ごろから(とNHKが言っていました)。

p.s.
 その後、知らないうちに「仙台せり」を出すお店が爆発的に増えたみたいなのです。で、ちょっとずつテキストを追加して行こうかと。
  • 仙台せりラーメンのお店「一休」を見つけましたよ。
  • その後、ちゃんと食べました「旬菜ダイニング Kitchen比呂」のせりラーメン

メモ)
 セリには、冬セリ(10~3月)と、春セリ(4~5月)とがあり、冬セリは根っこに栄養を蓄え、春セリは茎や葉を大きく伸ばして、全体に養分を蓄えるのだと。

旨いもん角屋・愛子店

※2020年7月、閉店
〒989-3124 宮城県仙台市青葉区上愛子字榎2-3 TEL.022-391-1850
仙台せり鍋うどん膳 1,580円(季節商品 2014年の場合、3月中旬まで)



 2月、冬になって鍋の話題が聞こえてくると、あの「根っこまで食べられる秋田の〝三関せり〟」が頭の中に蘇ってきたのです。今年あたり行ってみようかな~、なんて考えていたところ、なんと仙台にも根っこまで食べられる〝せり〟があるそうで、ほほほ~と「旨いもん 角屋 愛子店」にやって来てしまいまして。

 中に入りますと、おや、靴を脱いで上がる方式。店内は隠れ家的で複雑な構造になっており、隣り以外の他の客席はあまり見えませんが、吹き抜けの天井から笑い声が聞こえてくるので、お客さんが結構来ているんだな~と分かるのです。

 メニューにはちょっとお高い料理がずらりと並び、海鮮料理から三元豚のカツ丼に、牛タン・天丼・そば・うどん等があり。最初から〝仙台せり鍋うどん膳〟と決めて来たので、悩むこと無く即注文。

 出てきた膳は、火が付いて煮立てられた鶏鍋のスープに〝うどん〟と〝せり〟を軽く泳がして食べる流儀で、最初に〝せり〟の根っこを入れて煮込みつつ、〝うどん〟と〝せり〟をささっとくぐらせお口へ。うん、うまい。せりの香りがなんとも言えずおいしく、手打ちと思われる滑らかな〝うどん〟もマンザラでもありません。

 せりの茎は、火を通すとたちまち柔らかくなり、軽い食感しかありませんが、根はシャキシャキと良い歯応えで、たまらなくおいしいのです。自分で煮え具合いを計りながら最高のポイントで食べる、これがこの料理の醍醐味かと思われますね。いや、ちょっと少ないのが残念で、もう一皿食べたいくらいでありました。

 あ、あとは炊き込みご飯と、刺し身が少し付いておりまして。

梵天食堂・泉中央店

(地下鉄泉中央駅ビル3F) → ※2020年5月、閉店
〒981-3133 宮城県仙台市泉区泉中央1丁目7-1 TEL.022-371-9009
仙台セリのしゃぶしゃぶ 800円
 12月、たまたま入った泉中央の居酒屋「梵天食堂・泉中央店」。あれ~、仙台セリのメニューがずらりとあるではござらぬか~。

 まあ、冬季限定のメニューなんだと思われますが、仙台セリのメニューが4種類ほど筆頭に掲げられ、頼んだ「仙台セリのしゃぶしゃぶ」の他にはセリのおひたし、セリの根の天ぷらなどがあったように記憶します。

 さて、その「仙台セリのしゃぶしゃぶ」は、最初にセリ以外のものを全部入れてグツグツ、煮立つのを待ちます。だいたい来たな~と思ったらセリをシュワッと放り込み、ささっとゆがいてできあがり。ダシの効いたスープを絡めたセリを、添付の柚子胡椒につけて食べると、そりゃもう、旨いでござります。なんでしょ、他に比べるものがない、さわやかなおいしさ。まあまあセリの量も多くて、ちゃんとセリを食べた気がする逸品になっておりました。

 あとは、揚げたての〝鶏のから揚げ〟がおいしくいただけ、その他の料理は残念ながら、もう少しというところも。

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©東北を行け1402 , 17rw , Update:2024/09/17