能代名物志んこ

（秋田）

　新潟の志しんこ餅を勉強していたところ、何やら秋田の志んこ餅が、やたらと絡んできた。というのも、秋田の志んこ餅の方がネット上でおおいに幅を利かせていたのである。で、その画像を見ると、なんだかあんこ餅に近く、そのどこが「志んこ」なの～とか思ったのだが、成り行きで食べずにはいられなく。

　して、説明を見ると、うるち米使用とあるので、粘り気の少ない糸切り団子（*1）系の餅なのかな～と。まあ、秋田の「きりたんぽ」とか「だまこもち」も餅米ではない「うるち米」使用なので、その流れなのだろうとも。んー、秋田の人、もち米、嫌いなのかな～。

*1）
　糸切り団子：蒸した団子を棒状に伸ばし（機械で絞り出すことも）、タコ糸とかで輪切りにした団子。それは、神様仏様には包丁を使ってはいけない風習も関係。

メモ）
　このセキトのお菓子は、保存料などの添加物を使っていないので、日持ちはしないらしく。でも最近、CAS（セルアライブシステム）冷凍なるものが登場したことにより、「志んこ」が全国発送可能に（2019年6月～）。

　食べてみると、団子は丸っこい形で予想外に弾力があり、また、あんこは洗練された上品な風味（田舎の店に多い甘ったるさはない、いや最近そんな店は少ない、またそんなこと言うと叱られる）。

　あ、弾力があると言ったが、そこはやはり上新粉（うるち米）の歯切れの良さがあるんだね～。うん、こりゃ旨い。この餅の特徴は、この不思議めいた弾力なのかな～。ふむ、確かに名物の風格あり。んと、最初、１パックでは足りなくてオニギリを食べ始めたのだが、急激に満ぷく感達がプクンとやって来て、最後はオニギリが余計なくらいに。一丁上がり。

秋田おやき）、このurl

「おやき」といえば、長野のおやきが幅を利かせているが、実は全国に「おやき」がある。して、秋田の「おやき」が、このアンコの入った「おやき」。で、見た目が美味しそうで、食べるとちょっとアンコが淡白に感じるのが、秋田の「おやき」じゃないかな～と思う。

能代名物 志んこ

能代名物志んこ