東北な温泉
温泉突進レポート

福住旅館

(飯坂温泉)

〒960-0201 福島県福島市飯坂町若葉町27 TEL.024-542-4211

入浴 500円
入浴、宿泊
男女別(内湯1、露天風呂1)
シャンプー・セッケンあり
駐車場は波来湯と同じ

 2月、飯坂温泉は摺上川のほとり、下流にある波来湯から顔を紅潮させた湯客が坂道をゆっくりと上がって来た辺り、そんな飯坂温泉の中心部にたたず「福住旅館」にやって来ました。

 と、中に入り、声を掛けてみましたら何の音沙汰もなく、また呼び鈴をチリンチリンと鳴らせど出てくる気配がなく、ただ何やら奥から雑音だけが聞こえてくるのです。ま、それでも、今日は機嫌が良い私、10回くらい呼び散らかして(そこらへんにその声が散らかっているようす)、やっと女将さんが出て来ましてね~(お孫さんも、ご一緒)。ふぅ。まあ、普段はあんまり日帰り客が来ないのかも~。
 それから、受付を済ませて浴場へ向かいますと、浴場は1Fで、5Fの受付からエレベーターで下りて行きます。玄関が5Fだったみたい。

 で、着いた浴場は案外狭い脱衣所と共にあり、その浴室にはひょうたん型の内湯と、屋外に小さな(半)露天風呂が設けられてありました。それで、後でMG氏に聞いたら、どうも内湯の底には「おかめ」の絵が描かれているようで、ワタクシぜんぜん気が付きませんでして(女湯はひょっとこ)。

 さて、お湯に浸かってみましたら、それは無色透明で匂いのない単純温泉で、若干、弱アルカリっぽい、ちょっとスベルような肌触りがありました。それで、内湯は熱いお湯が注がれ、中で循環ろ過はしているよう。そして、最初、お風呂の縁から10㎝ほど低かった水面も、帰る頃には5㎝程になっており、どうも溜めている最中で最終的には掛け流しになるのだと。はい、11時の営業開始に来てしまったから。仕方なし。

 あと、飯坂では貴重なこの露天風呂が、残念ながら何故だかぬるくて。んー、なんで売りの露天風呂がぬるいのじゃ~(もしかして内湯が完成したら露天風呂にも熱いお湯が)。その上、というか、正面の建物から丸見えっぽくて、ちょっと昼間は気になりますぞ~。まあ、薄暗くなっているから見えなくて大丈夫なのでしょうが、気になるもんは気になるもんでございます。

 あ、そうそう、冬の摺上川は穏やかな流れで、露天風呂から釣り糸をたらしたら、とっても良い風情に。でも、たぶん無理。正面の宿等から注目の的で耐えられなく。いや、昔ならきっとそんなツワモノがいたに違いない、絶対いた。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:若竹分湯槽 60.2℃ pH8.7

ナトリウム 198, 塩素 93, 硫酸 321 (平成23年分析)




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©東北な温泉2002 , Update:2024/09/17