東北な温泉
温泉突進レポート

焼石クアパークひめかゆ

〒023-0403 岩手県奥州市胆沢区若柳字天沢52-7 TEL.0197-49-2006

入浴 600円
入浴、休憩(広間無料)、食事、宿泊
男女別(内湯2、露天1、サウナ1)、バーデゾーン(水着)
シャンプー・セッケンあり

 1月、奥州市の西の胆沢(いさわ)地区にある公営の温泉複合施設「焼石クアパークひめかゆ」にやって参りました。雪も無く乾いた路面の国道4号線から分かれ、奥羽山脈・焼石岳の方へ参りますと次第に雪景色が深まってきて、施設に着いた時には全くの雪国になっておりましてね~。で、施設は宿泊棟や温泉棟等の大きな建物が連なっており、またその広い敷地にはでっかい駐車場も。んー、人気があるらしく沢山の車でいっぱいですじゃ。

 して、館内には(玄関ベースで言うと)、右手に宿泊棟のお風呂、左手に日帰り用のお風呂があり、どちらも日帰り(広間付き)で利用できるのです。そしてまた施設の広いこと~、どちらに行ったらよいのか迷ってしまいますのよ。

 あ、そうそう、日帰り用の2F広間の小窓から眼下にプール&バーデゾーンが眺望でき、チラッとのぞいたところ、なぬ~! どこかのお父さんがフリチンでバーデゾーン(男女共用で水着着用必須)に堂々とお浸かりになっているではありませぬか~。あ~、どうしよう~。まあ、そんなことがあっても、ここでは許されるのですよね、たぶ~ん。
 ここに2ヶ所あるお風呂は、別々の源泉が投入されているようなので、最初は良さそうな方の、宿泊棟(本館)の露天風呂付きのお風呂へと向かいます。と、そこのお湯は少し黄緑色で、クレゾール系アブラ臭を放ち、中性なんですが炭酸水素の効果でヌルヌルする肌触り。またお風呂は掛け流しには見えませんが、一応どこからかオーバーフローしているのだと思います(女湯が掛け流しだったそうなので)。

 次に向った日帰り側(ゆうゆプラザひめかゆ)のお風呂は、内湯のみですが(サウナ付)、それがかなり強力な温泉でしてね~。お湯は濃い黄緑色で、今までにかいだことのないようなツーンとしたアブラ臭があり、それはペンキにも近い強烈な匂いを放っておりまして。

 で、この締め切った浴室に長く居ると、めまいがしそうなくらい。また更に恐ろしや、この炭酸水素の数値(5902mg)、今まで見たことがありませぬぞ~。すんごいな~ここ~。ヌルンヌルンのヌルヌル~。

 えーと、話は先程の露天風呂の方へ戻ります。で、露天風呂にて、数人のお爺ちゃん達と一緒に浸かっていましたら、ひとりのお爺ちゃんが「あ゛~、う゛~、かぁ~!」と、かなりの大きな唸り声を上げながら浸かり始めまして。一瞬、周りのお爺ちゃん達が固まってしまったふうで、皆さんがたてていた水音がピタッと止まり、そこへまた、やけに「あ~、う~、かぁ~!」が響き渡りましてね~。で、そこに居た皆さんのココロがシンクロして「仕方ありませぬな~」と。(このurl


 そういえば(一人の時)「自分もやっているらしい」ということを思い出して、苦笑。〝明日は我が身〟ざましょ。

その1 > 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 高張性中性高温泉 源泉:焼石岳温泉 60.7℃ pH6.9 ラドン 0.58Ci

ナトリウム 5170, 塩素 6994, 硫化水素 0.8, チオ硫酸 1.1, 遊離硫化水素 1.1, 硫酸 115, 炭酸水素 2205, メタホウ酸 114, 遊離二酸化炭素 171(平成19年分析) 加水、加温・減温、循環ろ過、塩素使用


その2 > 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 高張性弱アルカリ性高温泉 源泉:焼石岳温泉ヒメカ湯新源泉 69.5℃ pH7.8 116L/M 1200m掘削・動力

ラドン 6.35Ci, ナトリウム 6770, カリウム 125, 塩素 6118, 炭酸水素 5902, 炭酸 658, メタホウ酸 371, 遊離二酸化炭素 156(平成12年分析)



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©東北な温泉1001 , 18rw , Update:2024/09/17