東北な温泉
温泉突進レポート

村本旅館

(鳴子温泉)


〒989-6802 宮城県大崎市鳴子温泉末沢西17-3 TEL.0229-83-4055

入浴 500円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり


 10月、鳴子温泉の川向いのちょっと辺鄙な所にある、あんまり知られていない温泉、「村本旅館」にやって来ました。と、見れば一般民家ふうの建物(母屋)と、向かいのそれらしい湯小屋からなり、駐車場でモサクサしていると、母屋から若いお兄さんが出てまいりまして、受付完了。そんで、お兄さんは先に行って電気とストーブを点けてくれたよう。

 そう、鳴子の川向いの温泉は、ことごとく営業をやめてしまって、ここだけが残っていたみたいなのです。しかも、ここは協会のに載っていないし、わたくしも最近まで知らないでいて。なので、未知の温泉へ、喜び勇んで突進ざましょ。
 さて、浴場に突入してみましたら、そこは真に鳴子の景色。その古びた浴場は、床と湯船にカルシウムと思われる析出がビッシリと何層にも重なっており、一見痛そうでも、そんなでもなく、私の闊歩を許容す。

 して、お湯に浸かってみましたら、それはほぼ無色透明で、かすに硫黄の匂いがあり、軽くこするとヌルッとし、強くこするとグリップする感じ。おそらく炭酸水素が多い源泉でヌルヌルするはずが、加水もありで、そのような肌触りになったものと。言わずもがな、かけ流しのお湯。普段は切り込みから流れ出すも、ザブンと浸かれば全面からオーバーフローする塩梅に。

 まあ、そんなこんなで久しぶりの鳴子のお湯は、とってもようございました。隣の女湯に入ったMG氏の話では、この私、また「あ゛~」を連発していたとのこと。自分では覚えは無いんですけど~。あと、女湯には少し油膜が張っていたそう。

 あ、お風呂からは外の眺めが良すぎて民家も近く、浴場に入ってすぐ、前の下方を隠すほどでした。電気消せ~。

泉質:ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉・硫酸塩泉 低張性中性高温泉 源泉:町有末沢源泉 59.7℃ pH6.9

ナトリウム 308, カルシウム 184, 硫酸 391,炭酸水素 852, メタケイ酸 155, 遊離二酸化炭素233(分析:平成20年)



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©東北な温泉2110 , Update:2024/09/18