東北な温泉
温泉突進レポート

山景の宿 流辿

(青根温泉)


〒989-0908 宮城県柴田郡川崎町青根温泉17-2 TEL.0224-87-2622

入浴 650円
入浴、宿泊
男女別(内湯1、露天風呂1)、貸切風呂1
シャンプー・セッケンあり

 5月、青根温泉の端の方、脇道にそれて坂を下った所にある、旧こまくさ山荘(公共)だった宿へ久しぶりに来てみますと、そこは「山景の宿 流辿」と名前が変わり、民営になっておりまして。まあ、普通に時は流れ、世は移り変わっておりますぞよ~。えーと、こちらの経営が「㈱坊源」となっていましたので、閉鎖したあの坊源が、実質こちらに移ったということなのでしょうか。

 で、こちらへ来る途中、青根温泉に上る山道がとっても青々しく、その雑木が覆ってトンネル状になった林道を行くと、まるで〝おとぎの国〟へでも迷い込むようでございました。
 中に入り受付を済ませると、浴場は奥の奥に。今日は男湯が内湯と露天風呂が別々で、女湯は内湯と露天風呂がセットの構成。なわけで、とりあえず男湯の単独露天風呂に向かいましたら、そこには小じんまりした石張りのお風呂が一つ、横たわっており。と、そこから見える山々がまた青々として濃く、何となくそれらに見とれてしまう、そんな風景でしてね~。

 して、その熱いお湯が注がれる、掛け流しのお風呂に浸かってみましたら、これが気持ちの良いこと~。その無色透明で匂いのない中性の単純泉は、この梅雨の季節、汗を流すにはもってこい、最高のお湯なんでございます。ふと思えば、歳を取るにつれ、このさっぱり系のお湯が良く思えるようになってきまして。

 と、しばらくしてオジサンがやって来たかと思えば、少しして「ギシ、ギシ、ギシ」と歯ぎしり音が。あれ~、変なオジサンが来なすったな~と。が、2~3度その音を聞いているうちに、それが後ろのオジサンからではなく、表側から聞こえてくることに気づき、あれ~。それがどうも、カエルの鳴き声らしく。いや、分かりませんが、オジサンとわたくしとで、お互いに変なやつ‥と思っていたのかも~。

 で、家に帰って鳴き声検索をしてみると、ダルマガエルに似ていたので、もしかしてその親戚っぽいやつで、宮城にも住んでいる(平地に住むらしいけど)「トウキョウダルマガエル」だったのでは‥と素人考えにふけったのですワナ。

p.s.
 翌日、わたくしの腕に出現していた「あせも」に異変が。あれ~、消えている。このところ薬を塗ってはいたものの、いまいちだったのが。んー、なぜだ~。掛け流しの熱い湯がよかったのか、それとも丁度治る時期だったのか。

泉質:単純温泉 低張性中性高温泉 源泉:新名号の湯・花房の湯・新湯・山の湯源泉・蔵王の湯・大湯 混合泉 49.8℃ pH7.4

ナトリウム 185, 塩素 74, 硫酸 223, 炭酸水素 216(分析:平成20年)



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©東北な温泉1805 , Update:2024/09/17