東北な温泉
温泉突進レポート

笹谷温泉・一乃湯

(川崎町)


〒989-1502 宮城県柴田郡川崎町大字今宿字スド15-3 TEL.0224-84-5626

入浴 1000円
入浴、休憩(広間無料)、食事、宿泊、飲泉
男女別(内湯1、サウナ1)故障中露天風呂各1
シャンプー・セッケンあり


※2023年、閉鎖となったもよう

 4月、宮城と山形の県境の笹谷ICのすぐそば、国道(R286)沿いの寂しげな所にある「笹谷温泉 一乃湯」にやって来ました。久しぶりの笹谷温泉、外観は前回と変わりがないようですが、中は明るい雰囲気に一変し、広間も2間に拡張してあり、館内は全く別の旅館に変身しておりましたのです。

 ‥ここへ来る途中、笹谷街道のあの並木道が、相変わらず道をせばめておりましたが、いい感じの風情は変わりありませんでした(上の画像参照)。
 受付を済ませ、浴場へ向かってみますと、なんだか前回とガラッと趣が違い。と思ったら、何のことはない、前回と男女の浴場が入れ替わっただけでして。

 さて、こちらの浴場は入り口付近に、なぜか掛け流しのさら湯があり、その奥に黄土色に濁ったお湯を湛える大きな浴槽が2つ、そして窓の外に空っぽの露天風呂が一つあり。その黄土色に濁ったお湯はオーバーフローはしていませんが、意外ときれいに保たれた、ちょっとぬるめのお湯なのです。で、匂いをかいでみると甘い温泉の香りがあり、肌を軽くこすると滑らかにすべり、強くこすると張り付くような、弱アルカリ性のお湯でありますね~。

 あとは湯上り後は保温性があり、また硫酸イオンが多い作用か、良い意味での疲労感を感じる、とっても強力な温泉なんでございます。あ、そうそう、おしりが茶色になるので、さら湯で流すか、パンツをはく前にちゃんと拭きましょう。

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性弱アルカリ性低温泉 源泉:一乃湯 32.5℃ pH7.8 1030m掘削

ナトリウム 988, カルシウム 614, 塩素 557, 硫酸 2576, 炭酸水素 133(分析:平成19年)



※前回来た2002年の時と泉質が若干変わっていて、今でも硫酸イオンの数値が凄いのですが、前回3002mgあった数値が、今回は2576mgに少し減っていました。それでも私の知る限り、東北一の硫酸塩泉ですね。

前回レポート笹谷温泉2002




 湯上り後、食堂にある無料飲泉を試してみると、それは少し茶色に濁った水で、かすかに塩味と鉄の香りがあり、口に含むと一瞬で「これは飲んだ事ないぞ~」と感じるものでありました。これが結構よい値段で販売されているものだから、持参したペットボトルに詰め込むツワモノも。その後、不思議なことに、家に帰ったらまた飲みたくなりましてね~。

 して、食堂でラーメン(500円)も食べてみましたが、結構いけるラーメンで、それは薄い醤油味の、手打ち風の黄色い中太縮れ麺でしたよ。あと味噌ラーメンは、なんだかよく分かりませんが、底に溜まった味噌を混ぜ込むのがコツのようです(MG談)。
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©東北な温泉0904 , 17rw , Update:2024/09/17