東北な温泉
温泉突進レポート

ホテル海風土

(松島温泉)


〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島東浜5-3 TEL.022-355-0022

入浴のみ 1300円(タオル込み)
入浴、宿泊、食事
男女別(内湯1、露天風呂1)、部屋付き温泉、サウナ
シャンプー・セッケンあり

 6月、渋滞の松島メイン道路から、運よく引っかからずに右折した裏細道の先、松島湾を望む海のそばに建つ旅館、「ホテル海風土」にやって参りました。と、その真ん前は例のカキ小屋。が、オフシーズンの今はただのプレハブ小屋と化しており。

 そして、なんと旅館の前には足湯があり、でも初夏の今は観光客がここまで来ることもなく、ひとっこ一人おりませぬ。うぉ、天井に貼ってあるのは「温泉むすめ」、何だかよう分からん、みな同じに見えますもんね。もとい、お昼どきの宿屋はとってもゆったりと時が流れているよう。それは、広い広い空間がひっそりとひっそりとしており、亀波が流れておりますもの~。
 さて、受付のお嬢さんに日帰り温泉をお願いすると「日帰りでは1Fのお風呂のみになっていますが大丈夫ですか~?」と申し訳なさそうに。はい、大丈夫です、それより一浴1300円のカメハメ波のほうが強力ですぞ~、とココロで呟き支払いを済ませます。そして、小タオル(持ち帰りOK)とバスタオルをもらい、1F奥の大浴場へ突進。あこがれの展望風呂は、日帰りのワタクシどもには利用不可。

 して、お風呂は、わりと小じんまりとしており、それは見栄を張った造りではなく、湯量に対して丁度良い大きさのもの。で、見ると、わずかではありますが、ちゃんとお湯がオーバーフローしており、こりゃよろし。

 そして、お風呂にドボンと浸かるとシュワシュワ~ッと勢いよくお湯が溢れ、ふ~ん、さすが元湯、これぞ本当の温泉ザマショ。と、お湯は無色透明で、匂いもない単純温泉ですが、肌触りが分析表pH通りのヌルヌルで、久しぶりに温泉の醍醐味を。

 あと、サウナも真面目に整っておりまして、誰もいないのに普通にモワモワに‥(サウナに入らない人の表現)。はい、サウナは嫌いな訳ではないですけど、時間と体力の問題で。

 んー、このせっかくのオーバーフローのお湯と、ホカホカのサウナ。なんとか地元の皆さんに安価にて開放していただけないでしょうか。エネルギーを大事にせよ、みたいな世の中ですし~。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:松島温泉一号泉 51.4℃ pH8.9 掘削1500m 227L/M

ナトリウム 190, 炭酸水素 332(分析:令和3年)循環・加熱・塩素消毒・加水

メモ)
 海風土の源泉は2007年に松島海岸で初めて掘り当てられた温泉。当初はナトリウム炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉だった。日帰り入浴施設の建設も検討するとしていた。


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©東北な温泉2306 , Update:2024/09/17