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7月、お暑うございますの昨今、涼を求め、宮城県営の森林公園「昭和万葉の森」にある、ヤマユリの群生地へ、ちょっとやって来ました。
思い起こせば小学校の帰り道、うっそうと茂った藪の中、ひときわ背が高く、明るく華やかに咲いていたヤマユリの花。その反面、鮮やか過ぎて毒々しいような異様さも‥。それから幾歳・山谷海越え‥、今でもユリの名に出会うたび、その光景が思い起こされましてね~。
さて、誰もいないだろうと都合良い考えを巡らせながら突撃してみますと、ありゃー、すっごい車の数。駐車場、ほぼ満杯。なんでも西側の昭和天皇・お手植えの松あたりがヤマユリ群生の地だそうで、そちらに向いますれば、はためくノボリが案内するように手招きしてくるのです。
久しぶりに感じる、かすかに香る高貴な花の香。群生といえども松林の中に点々と散らばる白い花。あまり近付き過ぎると、毒蛾のような姿で私を睨み、少し離れると優しく微笑みます。
メモ)
あとで知ったのですが、ここにはハンノキを筆頭に連理木(2本の木が合体したもの)が13本もあるらしく、またそれは例によって「縁結び」につながると、訪れた人々から大変喜ばれているらしいですね~。
p.s.
年によって咲く株が違うらしく、ヤマユリ67,800株のうち、2018年は27,000株が開花見込みだと‥。
それと、ヤマユリが松林に植えられているのは、日陰を好む植物だから。
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