東北な温泉
温泉突進レポート

湯の越の宿→湯の越温泉

(五城目町)
〒018-1851 秋田県南秋田郡五城目町内川浅見内字後田125-5 TEL.018-838-4354

入浴 400円
入浴、休憩、食事、湯治
男女別(内湯1)
シャンプーなし、セッケンあり

※2020.06 閉鎖
※2022.02 日帰り温泉として復活。

 9月、八郎潟の東の五城目町にある、地元では珍しい本格的な硫黄泉の湯「湯の越の宿」にやって参りました。と、やはり人気があるらしく、平日でも沢山のお客さんでいっぱいなんですね~。

 道中、能代から南下する国道7号線を避けて「裏道だ」と勝手にわめきながら、東側を走る県道4号線の山道を来ると、それが細い道がクネクネと入り組む、ハンドル回しに難儀する道で、宿に到着する前に、かなり疲れ果ててしまいましてね~。その後、帰りに国道7号線に出てみると、あっさりとしていて道も混んでいる様子もなく、悪夢を見た気分に陥りましたのです。
 受付を済ませ、奥の一段高いところにある浴場へと向かいます。

 で、浴室に入ると、白濁した案外大きな湯船が現れ、そしてなんだかアブラ臭がプーンとしてくるではありませぬか。で、よくよく匂いをかいでみると、鉄と硫黄臭と塩化物泉の匂いもしてきて、なんとも複雑なもの。浸かってみると、気泡のせいなのか、かなりのスベスベ感のある肌触り。あとは、掛け流しのようですが、注がれるお湯は湯船の湯温より低く、もう一本加熱用の管がどこかにあるのだと。

 そうそう、浴室がかなり蒸していたので、窓を開けようと試みたのですが、どうにもこうにも窓が開かないのです。なので、思いっきり汗をかきながら、湯船の中をあっち行ったり、こっち来たりしながら、悶々としながらの入浴に。たぶん、冬の寒さ厳しく、その関係できっちりと閉まる窓になっているのじゃと。まあ、加熱もしていることだしね~。

泉質:含硫黄・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:松橋2号 35.1℃ pH7.6

ナトリウム 874, 塩素 918, 硫酸水素 5.6, チオ硫酸 1.0, 炭酸水素 697, 遊離硫化水素 1.6(分析:平成25年)


 湯上り後、昼食にこちらで大ざる蕎麦(650円)を頼んでみたら、どえらく山盛りの蕎麦が出てまいりまして。これが、食べても食べても全然減らないのです。上の山を食べ尽くしたと思うと、その下に手で固めたと思われる山が、また出てくる始末。結局、食べきれず、ショック。麺は立ち食いソバみたいな食感ですが、そばつゆは案外旨いです。

 それから午後2時ごろに旅館を出てみると、玄関に、午前中にはいなかった地元のお婆ちゃんが店を広げていて。ふと目をやると、な、な、なんと、すこぶる安いのです。小さいですが洋ナシが12個も入って、驚くなかれ500円~。桃も12個300円だす~。思わず「やっすぅー!」と悲鳴をあげ、急ぐ必要も無いのに、焦るように買ってしまいましてね~。
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©東北な温泉0309 , 17rw , Update:2024/09/17