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温泉突進レポート
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岩手の温泉
石塚旅館(国見温泉)
地図
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クチコミ
〒020-0582 岩手県岩手郡雫石町橋場龍川山1-5
TEL.090-3362-9139
入浴 600円
入浴、広間(別途料金)、宿泊、自炊
男女別(内湯2)女性露天1、混浴露天1
シャンプー・セッケンあり
標高 約850m
7月、盛岡から幹線国道(R46)を秋田方面へ。と、県境の仙岩峠手前に「国見温泉」へ上る入り口があり、そこを数キロほど登坂すると、秘湯感満点のこの「石塚旅館」にたどり着きました。今日は小雨が霧状に降り、視界が十分でないのがショックです。旅館の建物は表から見るとシャレたおもむきですが、中に入ると山小屋の風合いがとっても。
(宿泊)
お風呂は混浴を含めて3箇所あり、3つ共に同じ源泉のようです。
ワクワクしながら、まず内湯・大浴場に向かってみると、超ひなびた感のある浴室にコンクリート製の湯船があり、きれいなエメラルドグリーンのお湯が静かに満たされておりました。勇んで浸かってみると、それは硫黄臭と共に甘い香りが漂い、お湯の注ぎ口付近では少し石油系の匂いもしています。肌をこするとスベスベする感触で、もちろん掛け流しの強力なお湯なのです。
辺りを見渡すと、湯船に白い湯ノ花がガビガビにこびり付き、意図せず白い湯船が自然に作り出されていて。また、水面には細かいパラフィンのような湯ノ花が浮いていたり、今までに出会った事の無い、別の惑星にでも来たような、そんな温泉なのでありました。
満を持して夜10時過ぎに混浴露天風呂へGO。うぉ、お婆ちゃんグループがちょうど上がったところで‥、ありゃ、一人だけ遅れて着衣中でごわす。気にせず、入り口から左右にある脱衣スペースの空いている方に入ろうとすると「もうすぐ着終わるんだけど~!」と、意外にもおっしゃるので、仕方なく外で待つことに。薄明かりだし見えたりしない(見る気もサラサラ無い)のですが、いくつになっても女性は女性(の気持ち)なんですね~。そのお婆ちゃんは上がると、湯治なのか、山側の別棟の方に去って行きました。
誰も居なくなった後、やっとお湯に浸かり、自由気ままに注ぎ口の方に歩いてみたりしていると、急に足元がヌルッ‥、底には硫黄の泥がたんまりと。手ですくってみると、それは灰色の湯ノ花でいわゆる泥湯状態。湯上り後の手がツルンツルンになって少し困るほどに。晴れた夜に満天の星を眺めながら入浴したら最高だろうなー、と小雨の中をブツブツ言いながら、ひとり入浴致したのです。それにしても、この露天風呂、蛍光塗料でも入っているかのように、不気味に光るんですよね。
泉質:
含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩泉
低張性中性高温泉
源泉
:国見温泉(薬師の湯) 49.0℃ pH7.0 209L/m 掘削自噴
成分など
ナトリウム 851 塩素 198, 硫化水素 40.8, チオ硫酸 1.9, 硫酸 220, 炭酸水素 2507, 遊離二酸化炭素 303, 遊離硫化水素 46.1(分析:平成26年)
夕食は山菜メインの山の料理で、豪華なわけではありませんが、まあまあ美味しく頂けます。建物は木造の古いものなので、他のお客さんがドタバタやっているのがよく聞こえてきます。が、まぁ、それがまた(疲れもあり)子守唄のようにも。
追記)
2004.07 大浴場を新しく建設して、内湯の様子も変わったもよう。
メモ)
ここの裏山(秋田駒ヶ岳)の反対側には乳頭温泉があり、その乳頭温泉に入った後にこちらの国見温泉に入ると、体が黒くなってしまうのだとか。乳頭温泉の鉄分と、国見温泉の硫化水素が反応して黒くなるそうなんですね。
後日、NHKの番組で、滝の湯(鳴子)+西多賀温泉(鳴子)でも同じ現象が起きることを紹介しておりました。
あとは、琢秀(中山平温泉)や藤島温泉(川渡温泉)の湯ノ花が黒いもの、これと同じ理論なのだろうと思います。
大浴場、小浴場、混浴露天、その入口 の順
宿泊は
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, 17rw , Update:2024/09/17