東北な温泉
温泉突進レポート

栗駒山荘

(須川温泉)
〒019-0803 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林 TEL.0182-47-5111

入浴 750円
入浴、休憩(広間別途)、食事、宿泊
冬季休業
男女別(内湯1、露天風呂1)
シャンプー・セッケンあり

標高:約1100m

 8月、栗駒山(秋田では大日岳、岩手では須川岳)の岩手側の登山口、須川高原温泉のすぐ下(秋田側)に2000年に新築された「栗駒山荘」にやって来ました。そこは栗駒国定公園内にあり、とても眺めの良い最高のロケーションでございまして、上にある須川高原温泉の昔ながらの湯治場的な様子に対して、こちらの栗駒山荘は近代的でシャレたバンガロー風のホテルといった雰囲気になっていました。
/曇り、ちょっと霧
 館内に入りますと、ロビー奥の窓から、まだ2年しか経たない建物なのに、風雨にさらされ変わり果てた外観の客室棟が見え、言わずもがな真冬の厳しさを教えてくれるのです。当日は横殴りの雨で天気が悪く、暗い感じにもなっていたので、ますますそんな雰囲気が出ておりましてね~。それでも館内はまだ新しく、隣室には眺めの良いシャレたレストランもあり、マンザラ悪くはない空間なんです。

 お風呂は、フロント脇の券売機で入浴券を買い、奥の浴場入り口で受付をして入ります。浴場の右手前奥には広間(有料)もあり、意外にたくさんの人が利用しているようでした。

 浴場に向かう廊下を歩いていると、もう硫黄の匂いが漂ってきて、ワクワクしながら突進へ。




脱衣所、内湯、露天2ショットの順
 脱衣所は木造りの広いホールのような風情で、その壁面にずらーっと脱衣籠が並んでいます。画像右側の見えない部分にも、その空間が続いているんですよね。

 脱衣後、浴室へ向かいましたら、まず洗い場があり、その先には窓の外に絶景が広がる細長くてだだっ広い湯船が待ち構えており。見ると、縁にある木の樋から大量に乳白色のお湯がザバザバと注がれております。

 うぉ~、これは凄いぞー(!)。そしてその窓の下(外)には同じくらい大きな露天風呂が、悠々と横たわっておりまして。はい、お湯の注ぎ口の木枠の陰(画像3番目)にオジサンが居るのが分かるでしょうか。これほど大きいのです。‥訳あってオジサンはその後、画像から抹殺。

 この眺めに、このお湯、この造り。こんなに素晴らしい温泉があるなんて、とても感動的。今日は霧が出て景色が見えませぬが、それでもなんだか最高の気分でしてね~。晴れた日は鳥海山も見えるそうですぞ~。

 はて、お湯はちょっとツルッとする肌触りで、とても濃い、強酸性の硫黄泉です。難を言えば少し温度が低く、ちょっとぬるく感じるところ。須川高原温泉の露天風呂から見える岩山から、2本のチューブが下の方に引かれていたので、たぶん、それがこの源泉なのでしょう。うーん、須川温泉は凄い。泊まってみたいものですね~。

泉質:含硫黄・含鉄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 低張性酸性高温泉 源泉:須川温泉(滝の湯) 48.0℃ pH2.2

ナトリウム 105, カルシウム 110, アルミニウム 66, 鉄Ⅱ 30, 塩素 340, 硫酸水素 181, 硫酸 852, メタケイ酸 205, 遊離二酸化炭素 792, 遊離硫化水素 21(分析:平成7年) tsubutsubu

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©東北な温泉0208 , 17rw , Update:2024/09/17