さて、ちゃんとやっていた受付を済ませ、浴場へ。それから脱衣所を普通に過ぎて浴室のドアを開けてみると、うぉ~、石油系の匂い(ビニール臭)がモワァーッとしています。んー、こんな温泉に出会ったことが無い人なら、きっと「なんじゃこりゃ~」と固まるに違いありませんな~。私は好きな方ですが、嫌いな人もいるかも知れない、癖のある匂いなんですよね~。
そして浸かってみれば、お湯は東鳴子温泉に近いせいか、そちらと似た感じの茶色に濁った強力なもの。肌をこすると油膜が張ったみたいにツルンとスベリまする。はぁ、やはり鳴子は恐ろしきところ、このような誰も来ないようなお風呂でも、こんなに濃厚な温泉なんですから~。
そんでもって、一見ただのコンクリート造りの浴室ですが、窓側の天井から冬の冷たい外気を取り入れる構造になっており、その冷たい空気がふわ~と湯煙を舞い上がらせると同時に、湯船の水面からピョコンと一つ飛び出た私の頭を冷やし、露天風呂みたいで、こりゃよろし‥。熱い湯に浸かると、真冬の冷たい空気が愛しくございましてね~。
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 低張性中性高温泉 源泉:1号源泉 80.0℃ pH6.7 ナトリウム 293, 塩素 163, 硫酸 194, 炭酸水素 549, メタケイ酸 273, 遊離二酸化炭素
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お湯がまだ溜まっておらず、この分だと午後2時ぐらいにオーバーフローになりますかな~。 |