東北な温泉
温泉突進レポート

せんとう目の湯

(鬼首温泉)
〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字轟8-1 TEL.0229-86-2262

入浴 500円
入浴、休憩(別途料金)
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり

 5月、鳴子温泉街から北へ少し離れた鬼首の地、バイパス(R108)と平行して走る旧国道沿いにある共同浴場「せんとう目の湯」にやって来ました。だいたい「せんとう」と言われると温泉ではないように思えますが、ちゃんとした温泉なのです。聞くところによると、閉鎖した旅館を建て直し、2000年から共同浴場として営業を始めたようで、建物もそのときに建て替えたらしく、キレイで新しくなっておりましたよ。
 中に入ると待合室があり、ご近所のお爺ちゃん達がビールを飲みながら、楽しく語り合っているところ。んーと、日本のどこに行っても、温泉は社交場なんですな~。で、湯上り後にまた通ると、誰もおらず静かになっていて、なんか寂しい感じに。

 その木造の建物は、壁も木目を生かしたような杉材で、最近流行りなのか節付きの板が多く見られ‥(いや、枝おろししてないだけ~)。廊下からは、丸いテーブルのある(有料の)和室休憩室が見え、なんだか今日は誰も居ないようなんですね~。

 さて、廊下の奥の浴場に向かってみれば、そこには小さめの内湯があり、外の階段を下りたところに、また小さめの露天風呂が設けられています。内湯は(温度調整のためか)少ない湯量でチョロチョロと注がれ、掛け流されており、浸かってみると、無色透明のほぼ匂いのない、さっぱりとしたお湯でございます。あとはアルカリ性のツルツルする肌触りも、ありですかな~。

 露天風呂の方は、お湯の投入量が多いせいかツルツル感が増しており。浸かっていると、塀の向こうがすぐ川になっているようで、川音がサヤサヤと聞こえてくるのです。あと、女湯のお風呂の脇に山桜があり、見ごろの時季(4月下旬~5月上旬)は最高だと、女湯にいたマダムが教えてくれたそうです(MG談)。

泉質:単純温泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:目の湯動力泉 63.0℃ pH8.0

ナトリウム 145, 塩素 163, メタケイ酸 264(分析:平成11年)



メモ) <後日、テレビで紹介されたのを拝見
 役場を定年退職した旦那さんが、閉鎖していた旅館を建て替えて、銭湯を始めたそう。源泉100%のお湯は毎日温度が違い、注ぐお湯の量で温度調整をするのが大変。営業終了後に毎日2時間かけてお風呂の掃除をするのが、老いた体にはとてもキツそうでした。
2002.11


宿泊は鬼首ホテル一覧
©東北な温泉0205 , 17rw , Update:2024/09/17