東北な温泉
温泉突進レポート

佐藤旅館(温湯温泉)

〒987-2511 宮城県栗原市花山本沢温湯8-1 TEL.0228-56-2251

入浴 500円
入浴、休憩、宿泊
男女別(露天風呂1)、女性内湯1、混浴内湯1
シャンプー・セッケンあり


2008.06.14 岩手・宮城内陸地震により休業
2020.11.12 再開

 8月、花山湖から峠越えの国道398号線を秋田へ向かうと、その奥深く、秘湯の宿といわれる「温湯温泉(ぬるゆおんせん)・佐藤旅館」にたどり着きました。で、近くの国道沿いには、国の史跡・花山御番所跡があり、その脇の小道を川沿いに少し進むとすぐに、物静かに建つ、この宿へと到着致したのです。

 と、おや~、見ればそんなに秘湯らしくもなく、普通の雰囲気なんでやんすね~。
 して、フロントで料金を払い、宿の奥へ。するとそこには「さあさあ」と言わんばかりに混浴の大浴場が待ち構えており。自然に、うながされるように中へ入ると、入り口と脱衣所は別々なんですが、浴室は男女混合の同じ空間。実は最初、混浴の張り紙を見ていなかったもので、中に入ってびっくり仰天した次第で。でも、誰も居なかったので一安心だす。

 その後、落ち着いて浴室内を見渡せば、そこには結構広い湯船が設けられ、隅の高い位置からチョロチョロとお湯が落とされていて。んー、なんだか、その水音が広い浴室内の隅々まで響き渡り、薄暗さも手伝ってか、風情と共に一抹の寂しさも醸し出しているような。

 あとは、湯船の奥の壁が岩積みになっており、どうやらその岩の向こうに女湯が設けられているもよう。で、この岩は登れそうだな~と岩の壁を見上げていると、うん? 上から誰かがこちらを伺っているではありませぬか。「こらー!」と叱ってよく見ると、それは私のマネージャーでございまして。どうも女湯からは簡単にこちらをのぞけるようなのです。んー、気をつけましょう。

 さて、この浴場を出て、更に奥の方に行くと、そこには外に出るドアがあり、その先に露天風呂。して、サンダルに履き替えてスタスタ、と、そこには離れの湯小屋という感じの、男女別の露天風呂がお待ちかね。んと、お湯はさっぱりしたもので、ちょっとツルツルする肌触りの、匂いの無い無色透明の温泉でございました。‥開放感、あり過ぎるくらいでしてね~。

その1泉質:ナトリウム・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:花の湯・芳の湯・新湯の混合泉 56.2℃ pH7.8
その2泉質:ナトリウム・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:新湯 69.0℃ pH7.8

※2019年から復活の予定(温湯山荘の新源泉を分湯)


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©東北な温泉0208 , 18rw , Update:2024/09/17