東北な温泉
温泉突進レポート

姥の湯旅館

(鳴子温泉)
〒989-6824 宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65 TEL.0229-83-2314

入浴 650円
入浴、宿泊、湯治
男女別(内湯3)、露天風呂1
シャンプー・セッケンなし

 2月、鳴子温泉の少し高い所にあるJR駅のすぐ下、その急な斜面を見上げる立地の宿「姥の湯旅館(うばのゆりょかん)」へ、ノラクラと。今回は徒歩にて、上部から温泉街の奥の坂道を下り、鉄路を越えての突進に。

 さて、坂道の途中からは、広い敷地に湯治棟やら宿泊棟などが見えてきて、ほほう、大きな旅館だな~と。前回、旅館脇を通る国道から車で入った時には分からなかったのですが、こうして見てみると、イメージがまるで違いましてね~。
/再び
 と、どうやら今回は、4つあるお風呂が全部入れるよう。

 まずは前回入れなかった硫黄泉の浴場へ向かってみると、これが良いのです。いい感じなんです。その木造りの湯船には、乳白色で青みがかった硫黄泉がなみなみと注がれ、オーバーフローしたお湯は床をつたい、湯ノ花となってくっ付き真っ白に。更に、狭い室内には硫黄の匂いがムンムンとたちこめ、ちょっと息苦しいくらい。

 そのお風呂に飛び込んでみれば、ちょうど良い温度で気持ちが良く、肌触りはどうしてか分かりませんがツルンツルンと。また、小さな湯船は投入される湯量も丁度よろしで最高なのです。

 次に単純泉の浴場へ向かうと、入口ドアに「ちょっとぬるい」と書いてあり、前回はかなり熱かったな~、との記憶が復活。して、その扇型の湯船には、ほど良い湯量でお湯が注がれ、掛け流されていて。浸かってみると、表示通りにちょっとぬるく、またうすい笹色に濁っており、ちょっと鉄系の香りを醸す、スベスベする肌触りのお湯でありました。

 露天風呂は午後3時まで混浴の表示になっていて、今はその混浴時間。見るとオジサンが一人、入浴しておりましてね~。‥今回はパス。

(以下マネージャー談)
 もう一つの宿泊者用と表示してある芒硝泉(下から2番目写真)は透明なお湯で、茶色と黒のカス状の湯ノ花が底に大量にたまり、入るとそれが舞い上がってきて、体にまとわり付いてきたそう。

 ふと気がつくと、湯煙の奥、隣の男湯から、どなたかが歌う民謡が聞こえてきて、それがとても味があり、心にしみる情緒を醸し出すもので、思わず聞き入ってしまったと。ふーん、湯煙りと民謡って、波長が合うものなんでございますね~。

  • その1泉質:単純温泉 低張性中性高温泉 源泉:姥の湯(芒硝泉) 44.2℃ pH6.6
  • その2泉質:含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 源泉:姥の湯 硫黄泉 63.5℃ pH7.1

    硫化水素 2.1 遊離硫化水素 1.8

  • その3泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 源泉:芒硝泉 60.0℃ pH7.6
  • その4泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 源泉:旧姥の湯 54.2℃ pH6.2
(分析:平成2年)

旧レポート:姥の湯旅館2002



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©東北な温泉0702 , 18rw , Update:2024/09/17