東北な温泉
温泉突進レポート

川原湯共同浴場

(蔵王温泉)
〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉川原43-3 TEL.023-694-9005

入浴 200円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

標高 約900m 駐車場:体育館前

 4月、蔵王温泉の中心部の奥の方にこっそりと建つ「川原湯・共同浴場」にやって参りました。と、外観を見ただけでは「ちょっとな~」って感じですが、中に入ってみると、これがなかなか風情のある雰囲気でしてね~。

 ところで、道中、のらりくらりと川原湯の方に歩いて行くと、二人のおじさんがスタスタと私を追い越し、この川原湯に突入して行くのが見えました。で、浴場では玄関の箱に料金を入れて中に入る決まりですが、どうもおじさん達は何もせずに入って行ったようなのです。その後、入浴中のおじさん達の会話を聞いていると、旅館に泊まっているらしいので、旅館宿泊者は無料なのでしょうか。(‥その後、観光協会などを伺ったら、宿泊者無料ではなくて、湯めぐりこけしらしいですね~)。
 さて中に入ってみると、そこは予想通りに狭い空間ですが、風雪にさらされた外観と違って、館内は結構キレイで、落ち着きのあるたたずまい。また、なんだか味のある趣きでしてね~。で、脱衣し先客のおじさん達の仲間入り。

 と、浸かってみると、それは無色透明で、かすかに湯ノ花が舞い、とてもスベスベする肌触りの、やさしい感触のキレイなお湯。その湯船は、お湯の湧き出る地面の上に木枠の型を乗っけた構造で、その格子状の底には湯ノ花がたくさんへばり付き、足を動かすと大量の湯ノ花が舞い上がります。あとは、湯船の外にチョロチョロと水が注ぐ蛇口があり、それで温度調節をしているもよう。

 後で聞くと、女湯の方はとても熱く、かなりの水を投入していたと。それと、時折熱いお湯が襲って来ていたというので、源泉は女湯の底にあるのかも知れませんね~。

 それで気になってしょうがないのは、女湯と湯船の中が繋がっていて、一応は底と同じ格子状の仕切りはありますが、湯船の中が思いっきり見えてしまっていること。んー、お湯を通すために素通しにしているのだと思いますが、格子間隔があまりにも開いていて、あ然。

 もし、そこに間違って足なんぞを滑らそうものなら大変な事になりそうで、ちょっと緊張してしまいましてね~。でも水面上からはプリズム現象で屈折し、女湯の方は見えないのだと、知らんけど。

泉質:含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性強酸性高温泉 源泉:川原湯共同浴場源泉 45.0℃ pH1.8

ナトリウム 47, カルシウム 96, アルミニウム 129, 鉄Ⅱ 13, 塩素 301, 硫酸水素 631, 硫酸 1183, メタケイ酸 186, 遊離二酸化炭素 432, 遊離硫化水素 11.5(分析:平成22年)



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©東北な温泉0304 , 19rw , Update:2024/09/17