東北な温泉
温泉突進レポート

新湯温泉・くりこま荘

(栗原市)


〒989-5371 宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東95-2 TEL.0228-46-2036

入浴 500円
入浴、広間(別途料金)、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天風呂1)露天風呂付貸切風呂1
シャンプー・セッケンあり


※2014年確認すると、男女別露天風呂が増えたもよう

 7月、栗駒山の中腹の高地、耕英地区とも〝くりこま高原〟(*1)とも呼ばれる地へ。で、今日はその片隅にポツンとある「くりこま荘」へ、その坂道に抗(あらが)いながらエンジンをブンブン吹かして、やって来ましたのです。

 して、そのくりこま荘は赤い屋根のロッジ風の古い建物で、駐車場からは屋根しか見えなく、なんだか営業していないような気配がぷわ~んと。しかも駐車場には、他に車がいなくて。と、それでも、玄関脇の自販機に電気が点いているのを見つけ、ちょっと安心し、突撃いたしたのです。

 帰り、駐車場で休んでいると、上の道を車がちらほらと通り、みなさんがこの奥の「駒の湯」に行ってしまいます。どうしてかな~、こちらもマンザラでも無いのに~。

*1) 当時、〝くりこま高原〟と呼ばれていた地名も、2018年では呼ばれなくなっているようです。また温泉地は「くりこま高原温泉郷」とも名付けられていたのですけど~。
 と、入浴のみは通常、内湯だけですが、今日はお客さんがいないためか、貸切風呂の方にも「入ってよし!」ということになり、貸切風呂へ、てくてく。

 で、そこには小さな内湯と露天風呂があり、ご覧の通り露天風呂には赤茶色のお湯が満たされ、湯量少なめですが掛け流しに。して、それは肌をこするとキシキシする感触の酸性のお湯のようで、また少し焦げたような匂いがし、湯船の底には大量の赤茶色の湯ノ花が舞っておりました。なので湯上り後に体を拭いたタオルは、自然と茶色に。あ、小さな内湯のほうは、なんか灰色の湯で。

 あと、露天風呂は林の中のテラスにある感じで、シャレた高原の風景の中にとけ込んでおります。で、テラスで仁王立ちになり涼んでいると、夏のアブの攻撃にあい、背中を丸めてカッコ悪く退散。

 んと、旦那さんの話では「今年1月頃に、お湯の色が茶色に変わってしまって、地殻変動かな~」とおっしゃっておりました(以前は駒の湯と同じ白っぽい硫黄泉)。一方、駒の湯の方は変わっていないそうで。何か、くりこま高原温泉郷も色んな泉質になって、奥深くなってきていますね~。

 実はその4年後、震度6強の(岩手・宮城内陸地震2008年)が起きましてね~。

 泉質:含硫黄・カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 低張性弱酸性低温泉  源泉:駒の湯4号泉 32.1℃ pH3.8

カルシウム 396, 硫酸イオン 1055, 遊離二酸化炭素 92


※2008の震災後、新しく源泉を引いたようで、お湯の色も、薄い白っぽい透明なお湯に変わっていました。テレビで見ただけですけど。あと名前にも「新湯温泉」がくっつきました。


内湯、(次2つ)貸切風呂


【岩魚A定食】1260円

 いや、なんか、お風呂に入る前に頼むと、湯上り後のちょうどよい頃に食べられるように。

 して、その名物のイワナ定食を食べてみると、イワナがこんがりと香ばしく焼けていて、結構いける定食でございました。

 辺りを見渡したら、広間の片隅に果実酒が並べられてあり、それがとても気になってしまいます。かなりの色んな種類の果実酒があり、ナナカマド、ヤマブドウ等、他にも知らないものが沢山。飲みたいのはヤマヤマ(ブドウ)ですが。
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©東北な温泉0407 , 18rw , Update:2024/09/17