東北な温泉
温泉突進レポート

加護坊温泉・さくらの湯

(大崎市)
〒989-4305 宮城県大崎市田尻小塩字八ツ沢37-1 TEL.0229-39-3388

入浴 700円
入浴、休憩、食事、宿泊、産直施設
男女別(内湯2、露天風呂1、サウナ)
シャンプー・セッケンあり


※2006年、田尻町・古川市ともに大崎市に合併

 4月、田尻町にできた待望の公共日帰り温泉「加護坊温泉さくらの湯」にやって来ました。

 で、古川から東へ向かい田尻の町を過ぎると、小高い加護坊山の中腹に数棟の建物からなる田尻農村運動公園があり、その中の一番大きな建物が温泉の施設に。ここは隣接して産直売場や宿泊施設、裏には運動公園もあり、田尻町の意気込みが大いに感じられる複合施設なんですよね~。
 券売機システムにて受付を済ませ進みますと(その後、下駄箱キーを渡してカードを貰い、最後に精算するシステムに)、奥にはかなり広い食事処があり、テーブル席と座敷席とがずらずら~っと。して、その対面に階段があって、何かな~と上ってみたら、そこはロフト風空間の寝転び座敷。おや、もう昼寝をしている人も。

 次、奥の浴場へ。と、脱衣所からは、窓の外に露天風呂、ドアの向こうに内湯が見え。で、その内湯には温泉槽と、さら湯と思われるジャグジー付き浴槽が窓際に並び、外に出ると広い敷地の隅に露天風呂が設けられてありました。それで露天の大きなお風呂は、寝湯、半身浴、深い湯の3段の深さに分けられていて、こちらも温泉のお風呂ですが、まあ循環加熱のようですね~。

 お湯は、ほんの少し笹色に濁り、かすかにこもったような粘土系の匂いを呈し、注ぎ口のお湯はショッパイ匂いも感じられます。肌触りはカルシウムがすこぶる多いせいか、少しキシキシする感触がありました。んーと、お湯の入れ替え回数が少ないのか、もう少し清潔を保てたらなーとも思う、ちょっと残念なところも。

 しばらくたった魔の時間、係の人が現れ「湯加減どうですか?」と尋ね。すると真っ先に1人のオジサンが「熱い」と答え、その後5~6人のオジサンが互いに顔を見合せながら「ちょうど良い」とおっしゃるではありませぬか。これで民主主義的決着かと思えば、そうではなく、結局、声が大きく押し強しのオジサンの勝利で「熱い」ということで決着してしまいましてね~。その後、係の人は岩で隠していた栓から、ぬるい源泉を投入したようでございまして。

 まあ、お風呂はぬるい湯と熱い湯で効果が違いますが、テレビに出てくるお医者さんがぬるい湯を勧めているもので、ぬるい湯最強になっている傾向がみられます。んーと、身体に危険なのは熱い湯の方なのんで、ぬるい方の湯を勧めておけば間違い無しというところでありましょうか。

泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物泉 等張性弱アルカリ性温泉 源泉:加護坊温泉 39.5(使用位置29.0)℃ pH7.9 176L/m 1200m掘削

ナトリウム 3723, カルシウム 4204, 塩素 12450, 硫酸 501(カルシウムの多い強塩泉です)



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©東北な温泉0504 , 17rw , Update:2024/09/17