作業をしているのを横目で見ながら受付に向ってみると、意外にも大旦那さん(お爺ちゃん)の方がやって来て応対して下さいまして‥。して、大旦那さんは、なかなか味のある人‥。そうですね~、ほんわかムードとでも言えばよいのでしょうか。ですが、お風呂の場所を教えてくれないもので「あっちですか?」と指差すと「うん、うん」とうなづくので、仕方なくあっちの方に向かったんですよね~。
さて、浴室に入ってみると、何か雰囲気が変‥。何故かというと、水の音もなく、風の音のみが「ピューッ」と聞こえてくるのです。んで、そこへ一歩踏み出してみると、なぬ、中間がすだれになっていて、女湯が程よく見えるではありませぬか~。ありゃりゃ。
で、お風呂には岩の上からほんの少しお湯が注がれていて、男湯から女湯の方にお湯が、亀よりものろいスピードで流れておりましてね~。ふ~んと思っていると、どういう訳かすぐにお湯が止まってしまい‥。今日は暑いので、わざわざ止めたのでしょうかね~。
意気消沈した気持ちを立て直し、そのお風呂に浸かってみますと、お湯はヌルヌルする肌触りで、ほんの少しアブラ臭があり、思ったよりも案外良い湯なのです。でもお湯が止まったせいか、少しぬるくなってしまい‥。んー、これが湯量豊富に掛け流されていたら、お客さんが今よりも増えることは間違いなし。あとは、女湯との境をちゃんとして欲しいもの(反対する人もいるでしょうが‥)。
その後、帰りに廊下を歩いていると、中庭の向こうの別の建物にも湯小屋らしき所が見えまして‥。パンフレットにもお風呂がもう一つ掲載されてあるので、たぶん、その湯小屋なのでしょう。受付の大旦那さんが居なくなっていたので、尋ねることができず、確認はしておりません。もしかして、最初に反対方向を指差していたら、そちらに入れたのでしょうか~。
泉質:単純温泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:龍の湯2号 70.1℃ pH8.3
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