さて浴場へ向かいますと、浴室には大小2つの湯船があり、そこには無色透明で熱い湯が少しと、ちょうど良い温度の湯が大量に注がれておりまして‥。で、このキレイなお湯は飲める温泉と聞いていたせいか、とてもおいしそうに見え、湯船のお湯でさえゴクンゴクンと飲んでみたい気にも‥。また木製の湯船は、クギ代わりに銅か真ちゅうのピンが打たれているようで、さらに雰囲気を醸しておりまするよ。
それからお湯に浸かってみると、それはツルンツルンする肌ざわりの気持ちの良いお湯ですが、分析表のpH通りではないような気も‥。まあ大量に注がれている適温の方のお湯は、加水でもしているのでしょう。
と、露天風呂もあった筈だな~と思い、一緒に入っていたオジサンに尋ねてみると、「え、あるの~?」と逆に訊き返されてしまいました。湯上り後、受付のおじいさんに尋ねると、「冬はやってないの~!」と一言言って意味深な笑いを浮かべているのです。ん~?
帰りに表へ出て、露天風呂の方にまわってみれば、そこは背丈ほどの雪で埋まり、行くことも見ることも出来なくなっていました。‥なるほど、言わずもがなですね~。そんな風に雪山を眺めてボケーッとしていたら、常連さんとおぼしきオジサンが何故かやって来まして「うん、露天? あるけど夏でも入る人はあんまりいねぇ~」と教えて下さいましてね~。まあ混浴だし、一旦外に出なければならないので、ワニさん意外の人には人気が無いのかも‥。
p.s.
イチオシの飲める温泉にチャレンジしようと、受付脇の飲泉所で手ですくって飲もうとしたら、熱くて手ですくえなく‥。仕方なく(衛生的に)、備え付けのコップで飲んでみると、まあまあ、うまい感じが致します。それと、アトピーに効くと書かれた新聞の切抜きが置いてあり‥。あ、そうだ、容器を持ってくれば、お湯の持ち帰りもできるようですよ。
(新聞になんて書いてあったのか憶えていませんが、飲泉ではアトピーには効かず、アルカリ性のお湯の入浴で皮膚の炎症部分の汚れを落とせる、そんなところかな~と考えます)。
泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:あすかの湯 74.6℃ pH8.9
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