東北な温泉
温泉突進レポート

あすか旅館

(中山平温泉)


〒989-6832 宮城県大崎市鳴子温泉星沼68-1 TEL.0229-87-2131

入浴 600円
入浴、休憩(別途料金)、宿泊
男女別(内湯1)、混浴露天風呂1(冬季閉鎖)
シャンプー・セッケンあり

 2月、中山平温泉の最奥部、田んぼの中っぽいところにある宿、飲める温泉の「あすか旅館」にやって参りました。あすか旅館という名前に、若い夫婦が経営しているものと何となく思い込んでしまい、受付でおじいさんが出て来た時には、勝手ながら奇襲にあった気分になってしまい。

 そういえば、ここへ来る途中、琢琇(旅館)の男性露天風呂の前を通り、外からはどんな風に見えるんだろうと目をやると、体格の良い男性が仁王立ちになっている姿が、見てもしょうがないけどハッキリと見えてしまいましてね~。‥ま、そういうことで。
 さて浴場へ向かいますと、浴室には大小2つの湯船があり、そこには無色透明で熱い湯が少しと、ちょうど良い温度の湯が大量に注がれておりまして。で、このキレイなお湯は飲める温泉と聞いていたせいか、とてもおいしそうに見え、湯船のお湯でさえゴクンゴクンと飲んでみたい気にも。また木製の湯船は、クギ代わりに銅か真ちゅうのピンが打たれているようで、さらに雰囲気を醸しております。

 それからお湯に浸かってみると、それはツルンツルンする肌ざわりの気持ちの良いお湯ですが、分析表のpH通りではないような気も。まあ大量に注がれている適温の方のお湯は、加水でもしているのでしょう。

 と、露天風呂もあった筈だな~と思い、一緒に入っていたオジサンに尋ねてみると、「え、あるの~?」と逆にき返されてしまいました。湯上り後、受付のおじいさんに尋ねると、「冬はやってないの~!」と一言言って意味深な笑いを浮かべているのです。ん~?

 帰りに表へ出て、露天風呂の方にまわってみれば、そこは背丈ほどの雪で埋まり、行くことも見ることも出来なくなっていました。なるほど、言わずもがなですね~。そんな風に雪山を眺めてボケーッとしていたら、常連さんとおぼしきオジサンが何故かやって来まして「うん、露天? あるけど夏でも入る人はあんまりいねぇ~」と教えて下さいましてね~。まあ混浴だし、一旦外に出なければならないので、ワニさん意外の人には人気が無いのかも。

p.s.
 イチオシの飲める温泉にチャレンジしようと、受付脇の飲泉所で手ですくって飲もうとしたら、熱くて手ですくえなく。仕方なく(衛生的に)、備え付けのコップで飲んでみると、まあまあ、うまい感じが致します。それと、アトピーに効くと書かれた新聞の切抜きが置いてあり。あ、そうだ、容器を持ってくれば、お湯の持ち帰りもできるようですよ。

 (新聞になんて書いてあったのか憶えていませんが、飲泉ではアトピーには効かず、アルカリ性のお湯の入浴で皮膚の炎症部分の汚れを落とせる、そんなところかな~と考えます)。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:あすかの湯 74.6℃ pH8.9

メタケイ酸 148(飲泉あり)


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©東北な温泉0502 , 18rw , Update:2024/09/18