東北な温泉
温泉突進レポート

お宿楽一(鵜ノ崎温泉)



〒010-0531 秋田県男鹿市船川港台島字鵜ノ崎62-2 TEL.0185-22-3900

入浴、休憩、食事、宿泊
男女別(内湯3)
シャンプー・セッケンあり

シャワートイレ、二重サッシ

※2011 閉館して福祉施設へ。あ~悲しや、あんなに楽しかったのに~。

 10月、秋田市から海沿いを北へ。と、そこに続く男鹿半島は小さな漁港が点在するのどかな海岸線になっており、さらにしばらく行くと、鵜ノ崎海岸を望む高台にある施設「お宿楽一」にたどり着きました。

 して宿から下方に見える鵜ノ崎海岸は、薄い膜を張ったような遠浅の海岸で、えっと思わせる本当に珍しい景色なのです。で、この宿は以前は「かんぽの宿」でしたが、今は民営になっているようなんですね~。

 ‥その夕方、湯上りにビールで喉をうるおし、窓を開け、波の音を聞きながら海岸を眺めていると、本当に癒されまして。で、それらをポケ~ッと眺めていたら、どうも人影に見えるものが。よく見るとそれはやっぱり人間で、遠浅の海岸の先の浅瀬の切れ目、波が激しくあたる岩場で、何か作業をしているよう。今は夕方、波を何度もかぶりながら、その人は何かをがんばっているのです。気づくと、別の場所にもう一人いて。

 私はその夕方の海の景色を楽しみながらも少し心配したりして「もはや危ない、そろそろ帰った方がいい‥」などと、勝手に独り言を呟きながら見入ってしまいましてね~。(写真は翌朝のもので、朝も海を人が歩いておりましたのです)。
(宿泊)
 もとい、宿についてすぐ浴場に向ってみますと、既に4~5人の外来のお客さんが入浴中。で、入り口側から薬湯、超音波風呂とがあり、奥の大きな湯船が硫黄泉のお風呂なのです。

 して、最初から硫黄泉と分かっては来たのですが、硫黄に毛の生えたくらいだろうと高をくくっていたので、その本物の硫黄泉に意表を衝かれ、驚き。しかも掛け流しになっており、色も緑色(女湯は透明だったと)。で、匂いもちゃんと硫黄の匂いがし、微妙に違いますが川渡温泉のように少し石油系の匂いが混じった感じも。んー、こんな所に、こんな温泉が出るなんて、信じられません。

 しかし、残念なことにオーバーフローさせる所が、お風呂の中に設けた小さな筒になっているもので、お湯の流れが悪く、少し汚れた感じに。これをちゃんと湯船の縁からオーバーフローさせれば、最高のお風呂になると思うのですが。んー。

 さて、夕食は1番安いプランにて。が、それでもかなり多くの料理が運ばれ、また美味しくて満足するものでした。またレストランでの食事は、お膳とは違って出来立てを運んでくれるので、なかなか良く。そしてこの広いレストランは、隣との間もゆったりで、ご機嫌でございました。

 そしてその翌朝、また海を眺めていると、どこからともなくキツネがやって来たのです。最初、猫かな~と思いましたが、それが正真正銘のキツネで。そして彼はゆっくりと散歩するように、餌を探しているよう。ここは結構、人里なんですけどね~。

泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(硫化水素型) 等張性高温泉 源泉:鵜ノ崎温泉(浴用混合泉温泉) 49.4℃ pH-

ナトリウム 2646 , カルシウム 935 , 塩素イオン 5839 , 炭酸水素 106



宿泊は男鹿ホテル一覧
©東北な温泉0610 , 19rw , Update:2024/09/17