東北な温泉
温泉突進レポート

女川温泉ゆぽっぽ2006

(女川町)
〒986-2261 宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原477-59 TEL.0225-50-2683

入浴、休憩
男女別(内湯1)、家族風呂
シャンプー・セッケンあり


※新浴場女川温泉ゆぽっぽ

 4月、女川駅に隣接して最近出来たホヤホヤの温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」にやって参りました。と、入り口前広場には屋根つきの足湯があり、早春のまだ肌寒いこの時期、駅から出て来た通勤客や観光客をポワーンと温めております。で、辺りには公共の立派な施設が建ち並び、本来の観光・漁業の町と共に、原発の町であることを思い起こさせてくれましてね~。

 して、道中、石巻から右手に万石浦を眺めながら来ると、その湾にはカキの養殖棚がビッシリと敷き詰められるように吊るされていて、それは見慣れていない私を圧倒し、海の畑ってこういう事なんだな~と感慨深げに。が、この国道398号線は道幅が狭くて、海沿いの路肩には駐車スペースもなく、本当はもう少し眺めていたかったのですが、後続の車に急かされ、いつものように通り過ぎるばかりなのでした。
 さて、受付を済ませ館内を歩いてみると、1Fが受付&待合室、2Fは階段を囲む形で広間テーブルが点在する構造に。それから2F奥がスリッパで外に出られるようになっていて、その先はなんと鉄道車両を利用した広間。と、そこは花見の宴会場的に、なにやら盛り上がっているよう。その鉄道車両のすぐ外は現役の線路でして、そこは本当の女川駅なのです。

 して、お風呂は2F廊下の奥にあり、その浴室には中くらいの湯船に先客のオジサン方が入浴中。で、何か様子が変だな~と思っていると、湯船の上にテレビがあり、みなさんが自然にテレビの方を向いて浸かっており。そう、テレビに見入ってしまって、のぼせたり、電車に乗り遅れたり、しなければよいですがね~。

 それで肝心のお湯の方ですが、それは無色でかすかに灰色に濁っており、土から出て来た香りがあるような、そんな感じでありまして。あと、肌を軽くこするとスベスベしますが、ちょっと力を入れるとへばり付くような感覚が。まあ、湯量は少なくも、いちおう掛け流しになっているように見えましたけど~。

 それと、浴室には駅の温泉ではお決まりの信号機も付いているんですわな~。

 ‥蛇足ですが、ここは原子力ではなくソーラーシステムで、お湯を加熱しているそうなんですよ~。

泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物 高張性アルカリ性低温泉 源泉:女川温泉 27.8℃ pH8.7 1896m掘削 54L/min

ナトリウム 2254, カルシウム 2311, 塩素 7700, 硫酸 130 近くの総合運動場内からわき出る温泉を利用(カルシウムが物凄く多い強塩泉)



※2006.04 OPEN 総工費は4億3200万円

名称:岩風呂(女湯はヒノキ風呂)

 帰り、港のベンチで休んでいると、魚市場とおぼしき方から次々とトラックが出て参りまして、見ると、そのトラックにはウミネコが黒山(白山)のように群がっているのです。で、トラックの積荷はオープンになっていて、たくさんの青いカゴが積んであり、どうも海産物(メロードか)が入っているようなのです。

 んーと、写真がよく撮れていなくて残念ですが、船ではなくて、トラックに群がるウミネコは、なにか新鮮に見えてしまいましたのです。
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©東北な温泉0604 , 19rw , Update:2024/09/17