東北な温泉
温泉突進レポート

金ヶ崎温泉・駒子の湯



〒029-4503 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根和光544-1 TEL.0197-43-2227

入浴 500円
入浴、広間(無料)、食事
男女別(内湯1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり

 4月、奥羽山脈・駒ケ岳山麓の六原地区へ。と、そこはなだらかな小高い丘が延々と連なり、東北地方でも一風変わった景色を織り成しておりまして。で、その丘の牧草地帯を縫うように走り抜けると、名もない丘にちょこんと建つオアシス「金ヶ崎温泉」にたどり着いたのです。

 するとそこは前回来た時とは様子がだいぶ違っており、すっかり変身した新しい施設になっておりましてね~。前回は「寿の湯」、今回は名前も新しくなって「駒子の湯」。して施設は敷地が2段に分れ、上段が福祉施設(老人デイケアセンター)、下段が日帰り温泉の入り口と駐車場がある構造。でも建物は繋がっているんですわな~、想像通りに。
 館内に入ると受付と売店、廊下の奥に食堂、そのまた奥に広間が続いておりまして。で、まあ、普通に受付を済ませ、浴場へ。

 すると、浴場は受付のすぐ前にあり、辺りをキョロキョロする間もなくの入場とあいなりました。中に入ると、脱衣所から目隠しのある窓越しに浴場が見え、その浴室の先には、やはり目隠しのある窓越しに、北上市の街並みと、その向こうの遙か先に北上山地が見えます。

 さて、お風呂は窓に沿って大きく造られ、真ん中の柱付近からお湯が注がれる趣向に。で、お湯は黄緑色に色付く透き通ったもので、注ぎ口では少し鉄系の匂いがあり、湯船ではほんの少し石油系の匂いが致します。そして、その掛け流しの気持ちの良いお湯は、肌を軽くこすると少しヌルッとする、炭酸水素の多い温泉ですね~。

 しかし、前の金ヶ崎温泉を知っている者にとっては、あの豪快な内湯と露天風呂と牛乳風呂が、とても恋しく。まあ、万人の要望からいうと、こちらの新しい方が良いのでしょう。とはいえ、露天風呂が無くなったところが悲しくもあり、牛乳風呂にお目にかかれず、ちょっと味気なさも感じつつ。

泉質:ナトリウム-塩化物泉 低張性中性高温泉 源泉:金ヶ崎温泉(新寿の湯) 51.8℃ pH7.2 450L/M 1000m掘削動力

ラドン 1.0Ci, ナトリウム 2698, カリウム 140, カルシウム 113, 塩素 3951, 炭酸水素 370, メタケイ酸 189(平成15年12月分析)



旧レポート:金ヶ崎温泉・寿の湯2003


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©東北な温泉0704 , 18rw , Update:2024/09/17