東北な温泉
温泉突進レポート

龍門亭 千葉旅館

(大湯温泉)


〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字上の湯16 TEL.0186-37-2211

入浴 600円
入浴、宿泊
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり


※2015.01現在、日帰り入浴は不可のもよう

 8月、鹿角市の大湯温泉街の中心部、上ノ湯共同浴場のそばにある老舗の宿「龍門亭 千葉旅館」にやって来ました。それで、館内に入るとフロントの向こう側に、とっても見事な日本庭園が大きな絵画のように現れ、そこでは先客が池のほとりを散策しているところ。んー、すばらしや、この景色~。

 して、ここには本館と新館とがあり、今回もいつものように、安い方の本館への宿泊とあいなりましたのです。
(宿泊)
 さて、部屋にて一休みした後、よっこらしょと浴場へ。と、そこは庭園の池のほとりに設けられた内湯と露天風呂があり、それは何とも言えない良い感じの庭木に囲まれ、たいそう心地よいのです。

 そして、お湯は無色透明で匂いは無く、ツルツルする肌触りの、気持ちの良いさっぱりとしたもの。で、男湯・露天風呂は木造りで、女湯・露天風呂は岩造りのお風呂になっているよう(男女入替えあり)。いや、まあ、温泉の説明なんてこんなところ。

 で,湯上り後の夕方、浴衣でビール片手に庭園を眺めると、この普段では味わえない風情がたまらなく。と、カナカナカナと蝉しぐれが静かな池にこだまし、サヤサヤとそよ吹く風が浴衣のすそを揺らし。そして一人、別世界に迷い込んだ、ほんの一時、忘れていた日本の夏を思い出し。それもつかの間、マネージャーが帰ってきて、いつもの俗世のゴタゴタへ引き戻されましてね~。

 それから日が暮れて夜になれば、鳴き声の役者が交代し今度はカエルに。それはちょっと低音の落ち着いた音色で、ガマガエルとかそういう大きなカエルみたいでございました。

 それと、食事は飛びぬけたインパクトはありませんが、どれも丁寧に作られた、素朴を感じるおいしい料理。朝食は、これぞ「日本の旅館」と思わせる品揃えで、これもまた、おいしく頂けましたのです。

泉質:ナトリウム-塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:上の湯 64.5℃ pH7.8

ナトリウム 413, 塩素 644, 硫酸 114, メタケイ酸 106(平成19年5月分析)




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©東北な温泉0808 , 19rw , Update:2024/09/17