痔を温泉でいやしたい
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1.最初に結論から‥
これは、私の初めてのイボ痔の話です。が、ベテランの紳士淑女の皆様方におかれましても、ご参考にして頂けるのではないかと存じます。
- まあ、はっきり申しましてたまに行く温泉で痔を治すことは無理だと思います。
- 結局のところ、赤ワインを飲むのをやめて、ルイボスティーを飲んでなんとか治りましたのです。
- 追記)▽漢方的アプローチも少し。
まあ、そんな感じでよろしければ、続きを御覧くださいまし~。 |
2.試してみたこと‥
さて、痔病をお持ちの諸先輩方には大変申し訳ありませんが、せん越ながら新参者の私が「痔と温泉」について、一言述べさせて頂きたく、失礼申し上げます。
以前にも一度イボ痔になったことがありまして、そのときは一週間ほどで治ったように記憶しておりますが、今回は1週間経っても治らず、どうしたものかと色々チャレンジしてみたわけなのです。ちなみに今回もイボ痔でございます。
そもそもイボ痔というものは、血の流れが悪くなって肛門の辺りがうっ血状態になることから起きるそうですね。したがって、治療方法も血行を良くする方向に向います。
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まず、ぬるい湯に20分浸かる。これが意外と汗が出たりして、体にとっては重労働。血管が拡張して血行が良くなるようです。毎日やってみました。 |
でも、治りません。 |
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ダメだこりゃ。ということで市販薬ボラギノールA(軟膏)を試す。と、薬局では誰も何も説明してくれない(「説明が無い」ということでネット販売が禁止になった昨今なのに → 後にネット販売解禁)。それで、効能は以下。
- 抗炎症作用(プレドニゾロン酢酸エステル):ステロイド
- 鎮痛、鎮痒作用(リドカイン)
- 組織修復作用(アラントイン)
- 血液循環改善作用(ビタミンE酢酸エステル)
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えーと、まだ治りません。 |
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散歩 |
む、少し改善したような‥、1回しか行っていません。 |
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温泉
・「痔と温泉」といえば、蒸かし湯で患部を暖めるのが一般的に言われている治療法ですね。でもそれなら温泉じゃなくてもいいんじゃないのぉ、と考えてしまいます。
・そこで思いついたのが、血液の流れを良くする(酸素を多く運ぶ)等といわれる硫酸塩泉。これでなんとかなってくれぇ! |
結果は次節 |
※んと、温水ウォシュレットで、おしりはいつもキレイにしております。
※食事のことを書いてないのは、立派で正常な便が出ているから。
※ボラギノール使用時、非常に体がだるくなったように思います。副腎皮質ホルモン(ステロイド)が入っているので、長期の使用は控えた方がよいみたいですね。
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3.痔に効きそうな温泉、硫酸塩泉を
というわけで、東北の硫酸塩泉を調べてみました。
→東北の硫酸塩泉ランキング
※環境省が示している温泉の効能では、入浴自体が痔に良いと書かれています。環境省のものでは硫酸塩泉が痔に良いとは書かれていませんが、各県で示しているものの中では痔に良いと書かれているものもあります。
※温泉の成分は経年変化するし、日によっても違うものです。目安程度に見てください。
※硫酸塩泉は他の病にも効くものです。関連ページ:温泉の種類と効能 |
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フニャ~! 笹谷温泉(宮城)がトップじゃないですかぁ。行くべし。
早速突撃して浸かってみました。さすがに硫酸塩泉、かなり身体に疲労感が残ります。ここには都合の良いことに、飲泉もあるので更に。昼前に1回(入浴、飲泉)、昼食後1回。これでかなり疲れてしまい、家に帰りたくなりました(実際、帰りました)。治療目的なので、ゆっくり長い時間浸かったのも原因ですかね~。
結果、翌日ポコン(凸)の勢いが衰えたかにみえましたが、次第に元気を取り戻したようで‥、残念。こんな短時間にチョロチョロッと入浴しただけではダメなのでしょう。やっぱり数日間の湯治をしなくちゃいけないのですね、たぶん。温泉治療は漢方みたいな考え方が必要かとも。 |
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‥でも、これで終りではありません。お風呂に入ってよく考えました。
血管内の血流を良くしたにもかかわらず改善されないってことは、血管自体を誰かが押しているのではないか。そうだ、天敵の内臓脂肪に違いない。そうだ、やせるべし。これからは以下を実行だぁ。
- なんとかして、とにかく痩せろ(お菓子食べるのはニャメロ)
- 20分入浴は続けろ(できれば硫酸塩泉に入れ)
- 適度な運動をしろ
- 痔の薬(ステロイド)はやめろ(患部に痛みも痒みもないなら)
という感じで今日から頑張ります。
‥つづき
4.自分の体の調子を整えるのが第一
‥考え方を改めました。
痔と戦うのは自分の体。自分の体の調子を整えるのが第一だと思いはじめました。体の免疫力、抵抗力、体力、バランスが根本解決だ。痔を治すのは薬ではなく、自分の体なのだ。‥と勝手に思い込み。(途中省略)
さらにつづき
5.治ったぞ~
‥鎮圧、完了
その後、紆余曲折を重ねながら、やっと退治することができました。家族に「もう治らないんじゃないのぉ~」と応援されながらガンバリ、結局2ヶ月ほどで。最終的には以下を実行。
- 健康的な食事、禁酒(→無理)、禁煙(→無理、タール1mgなので許して)
- 20分入浴は続けろ、でも温泉入浴も体調第一、無理な強硬はしない。
- 運動はあくまでも体調第一。不調な時はゆっくり休む。
→散歩、ウォーキングのようにハードではなくて、あくまでも散歩(1時間)。
痔の原因が「座っていることが多い生活にある」と言われているように「3.の散歩」が一番効果があったように思います。
6.その後、いろいろ考えてみると
☆その後の生活で、どうやら赤ワインを毎日飲むと(自分は胃弱なためか?)、便が硬くなることに気が付きました。危うく再発しそうになりましたが、それに気づき難を逃れ。アルコールですとビールが便通に良いようですね。あとは、毎朝食後に黄な粉入りヨーグルトも食べています。売ってはいませんよ、勝手に黄な粉を入れているだけ。
☆2011年、実はタバコをやめまして、これがすこぶる健康になりました。血行が良くなったのか冬季の乾燥肌が改善。また本題の痔ですと、以前は一定の体重を超えるとヤバイ雰囲気になっていたのが、そんな事も無く快調に。
☆2017年、時が過ぎ、痔の事をすっかり忘れかけていたある日、突然お尻が痛くなりまして。と、ちょっとした”せこい”イボ痔がお出ましになっていましてね~。なぜだ、なぜなんだ。考えてみれば、毎日飲んでいたルイボスティー(*1)をやめて、ハトムギ茶にしたタイミングになったような。で、ルイボスティーに戻してみる。→ 大体10日ぐらいで治ったみたい。ルイボスティーのおかげなんだか、自然になんだか。
*1) あと、ルイボスティー(2.5g×100個入)送料無料1,000円のにお世話になっています。1.5Lの耐熱ガラスポットにお湯出しにして、水代わりに飲んいます。1本/1日飲みますから、3ヶ月持ちますね~1,000円で。
で、ルイボスティーには亜鉛が多く含まれ、血管を丈夫にしたり、毛細血管を作ったり、味覚機能を整えたりするそうですよ。 |
p.s.
上記はあくまでもイボ痔の場合で、切れ痔の場合だと安静が必要だったりとか、ちょっと違ってくるのだと思います。
いや、この前、始めてちゃんとした切れ痔になってしまい、かなり動揺。寒くなってきたので、冷めたルイボスティーではなく、温かい緑茶を飲みまくったのが原因かと。で、やっぱりルイボスティーに戻ることに。冷めてもレンジでチン!
だた、熱いルイボスティーを飲み続けると歯に色が付くようなので、ちょっと。
「漢方」(追記)
私は耳鳴り(むくみ性、内リンパ水腫)をよく起こしますが、その時、血行を良くして「むくみ」を解消するために、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方を飲んでいます。そして、だいたいは快方へと向かいます。
なので、血行を良くするという観点からみると、この当帰芍薬散もイボ痔には良いのではないか、と考えられるのです。自分は最近、痔になっていないので、確かめることができないのが残念です。まあ、参考程度にしてくださいまし。
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