東北な温泉

湯舟沢温泉


湯舟沢温泉

(村山市)
湯舟沢温泉 - 導入路からの景色湯舟沢温泉 - 導入路
湯舟沢温泉 - 施設の外観湯舟沢温泉 - 館内
〒995-0001 山形県村山市大字土生田4020 TEL.0237-58-2439

入浴 500円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

 3月、国道13号線は村山市なんだけど、もうすぐ尾花沢市に入りそうな界隈。そこから道脇に掲げられた案内看板に従って突進した、ちょっと山中に入り込んだ沢の奥。そして、あれ~、行き止まり~、と思った所にひっそりと佇む「湯舟沢温泉」にやって参りました。

 いや、なんかそれは雰囲気のある景色で、小路を挟んだ両側の建物を上空の渡り廊下でつなぐ、粋な建築。ふぅ~ん。あ、たぬきの置物たぬきの置物も出迎えまするよ~。それと、辺りはフキノトウが生えていそうな、薄茶色の土手などに囲まれておりましてね~。
 と、pH10のうたい文句に誘われて来た訳なんですが、受付を済ませて奥へ進みましたら、そこにあった分析表には、pH9.6と‥。まあ、四捨五入すれば10‥、はい寛容なココロで参りましょう。

 そう、冬の終わりと言っても、今はまだ少し寒し。で、冷鉱泉のこの宿にお客さんはあまり来ていないだろうと、いつものように高をくくって参りますれば、あれ、さにあらず、案外お客さんがおりましてね~。えーと、女湯なんぞは定員オーバーぎみ~。入り口のスリッパ見て‥。

 さて、同階奥にある浴場に向かいますれば、そこにあるのは狭い脱衣所と狭い浴室。2人の先客が服を着ているところで、しばし待ちまする。そして、お風呂は真っ黒な石造りの湯船を設えてあり、洗い場なんぞは切り石をモザイク柄に敷き詰めた様子の良いもの。

 それから、お湯が注がれてはいるのですが、やっぱり10㎝ほど縁から水位が低く‥。う゛ー、と一度唸っておいてから浸かってみましたら、お湯は少し濁り、ちょっと分からない匂いがあり、肌をこすると、かなりな勢いでスベリまくるのです(女湯の方は、シャワーで硫黄の匂いがしたそう)。ほほう、pH9以上はあるのは確かでございますね~。そして、お湯も熱くしてあり、そんなに悪いことはありません。

 が、鉱泉の気配はちゃんとあり、それはそれで楽しめましたでござります。あ~、この鉱泉の感じ、久しぶり~。まあ、たまにはお湯をオーバーフローさせて欲しいのココロ~。

 それから窓を開けてみたら、なんか(たぶん)若い女の人達が闊歩しておりまするのよ~。さっき、旅館から出て行くのを見た~。

 それにしても、このお客さんの多さ、人気ぶり、何故だ、何故なんだ~。世の中、新型コロナで騒いでいるから、人の居なさそうな所に来てみたっていうのに~。ってが~。

泉質:単純硫黄冷鉱泉 低張性アルカリ性冷鉱泉 源泉:大泉1号源泉 20.4℃ pH9.6

ナトリウム 81, 塩素 30, 硫化水素 3.5(分析:平成27年)、シャワー・蛇口も温泉水、加水なし、加温・循環加熱、消毒なし、毎日入れ換え

湯舟沢温泉 - 内湯湯舟沢温泉 - 注ぎ口
湯舟沢温泉 - 洗い場湯舟沢温泉 - お風呂の外の景色
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