東北な温泉
温泉突進レポート

中鉢温泉

(川渡温泉)
〒989-6711 宮城県大崎市鳴子温泉要害38-5 TEL.0229-84-7951

入浴 500円
入浴、宿泊、湯治
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり

 12月、川渡温泉と東鳴子温泉のちょうど中間くらいの国道沿い「えっ、どっちに属するの?」と、どうでもよいことで悩んでしまう魔の地にポツンとある「中鉢温泉(ちゅうばちおんせん)」にやって来ました。

 で、幹線国道道路(R47)脇の看板付近から入って行くと、そこには普通の民家らしい建物しかなく、一瞬、不安に。が、よ~く見ると、その玄関の窓にうっすらと中鉢温泉と書かれてあり、また屋根を見上げれば左側の建物が湯小屋であることが分かりまして。まあ、気付いてから思うのですが、これがかなりデカイ湯小屋なんですのよ。(2014年現在は、新しい玄関建屋みたいなのができて、温泉らしくなっておりますね)。
 中に入ると、数人の大人たちが談笑中でございまして、一瞬どうしたものかと思えば、その中にいた旅館の旦那さんと女将さんが、気さくに出迎えてくれましてね~。

 それから受付を済ませ、奥の浴場に向かってみると、外から見た時は軽薄な感じに見えましたが、中は大理石造りの浴槽に、天井が太い木の梁で組み込まれた、とっても立派な浴場なのでございます。

 して、冬季の内湯は湯けむりでモウモウとし、また差し込む光も弱く、良い写真を撮れないのが残念。で、その内湯の注ぎ口からは、とうとうと豊富なお湯が注がれ、サワサワとオーバーフローし、掛け流されておりまして。そのお湯は黒っぽい茶色に色付き、湯船の底が見えず、また小さな湯ノ花も舞う、まれにみる強力な温泉なのです。あと、石油系(ビニール系)の匂いが、鼻をツンと刺激いたします。ほう、こりゃいいぞ~。

 ここは、近くの田中温泉高友旅館とも違い、濁りの少ないお湯ですが、すこぶる個性的な温泉ですな~。現在の成分分析では表せない、匂いと色が、MAXなんでございます。

 そうそう、外に露天風呂がありましたが、こちらはお湯が止まっていて、ぬるくて入れませんでした。‥女湯の方はお湯が注いでおり、ぬるいながらも入れたそう。

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉名:石割の梅源泉 58.0℃ pH6.8

ナトリウム 204, 炭酸水素 518, メタケイ酸 226 (分析:平成6年)



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©東北な温泉0212 , 18rw , Update:2024/09/17