東北な温泉
温泉突進レポート

小椋旅館

(泥湯温泉)


〒019-0404 秋田県湯沢市高松字泥湯沢 TEL.0183-79-3035

入浴 400円
入浴、宿泊
冬季休み
男女別(内湯1)、混浴露天風呂
シャンプー、セッケン、カランもなし

標高 約1,000m

 5月、栗駒山を越えた秋田側の小安峡から更に山中に入った所の、4軒(当時)ほどからなる泥湯温泉へ。すると、おや、やっぱり一番有名な奥山旅館には沢山のお客さんが訪れておりますな~。ということで、そこを避けて、この「小椋旅館」に突撃してみましてね~。

 と、小安峡から秋の宮温泉郷に抜ける鬱蒼うっそうと樹木が生い茂った山間の道を上って行くと、突然辺りが開け、一瞬、楽園と見まごうばかりの泥湯温泉の集落が現れます。で、温泉街の入り口付近では、地面のあちこちから温泉の湯煙がホンワカと立ち上り、やっと着いたぞ~、の私を歓迎するかのよう。して、温泉街の奥には広い無料駐車場やトイレ、足湯があり、奥山旅館の前には屋台風の食べ物屋もできていましたのです。
 さて、この小椋旅館は道路を隔てた2つの建物からなり、山側の旅館で料金を払うと、向かいにある建物(山の湯)の浴場に向かいます。と、そこは湯治場的な雰囲気を醸しており、廊下の奥に何気なくあるのが浴場で。

 して、浴室に入ってみると、そこにはお爺ちゃんが湯船の脇の板の床に寝そべっており、どうやら長期戦(泉)で温泉を楽しんでいるもよう。

 で、わたくしもお湯に浸かってみましたら、それは茶色と灰色が混じったように濁った、スベスベする肌触りのもので、粘土系の複雑な匂いがしています。そして湯上り後に肌の匂いを嗅ぐと、ショッパイような匂いもしていまして。いや何だかこの温泉は、ちょっと珍しいお湯なのではないでしょうか。はい、泥湯の由来、ここにあり、みたいな。

 あと、湯船は結構大きなもので、壁の下は女湯とつながる構造。でも、濁っているので見えたりはしませんけどね~。それで男湯には注ぎ口がありますが、オーバーフロー部分が無く、後で聞いたら女湯の方にそれがあったそう。まあ、投入湯量は少ないですが、ちゃんと掛け流しになっているようですね~。

 それにしても泥湯温泉は温泉熱のせいか、蚊だかブヨだかが沢山飛んでいて、道を歩いていると大勢で襲って来て、ンガ~。車の中に逃げ込んでも「早く出て来い!」とばかりに車の周りをブンブン飛び回り「ヒッチコックの蚊」(そんなの無いけど)を勝手に想像してしまいましてね~。

泉質:酸性単純温泉 低張性酸性高温泉 源泉:山の湯 89.7℃ pH2.4 自然湧出(分析:平成7年)
※実は後で知ったのですが、少し(50m)離れた川沿いに混浴露天風呂があるそうで。小さな小屋らしいですけど~。

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©東北な温泉0305 , 19rw , Update:2024/09/17