東北な温泉
温泉突進レポート

お宿秋保

(秋保温泉)
〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字石名坂19 TEL.022-398-2336

入浴 600円
入浴、宿泊、食事、休憩
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

※2005年に閉鎖、このネット時代、もう少し頑張っていたなら。みなさんの嘆き

 5月、秋保温泉の大ホテル(ホテル瑞鳳)の奥にひっそりとある宿「お宿秋保」にやって来ました。最初、小ぢんまりした旅館をイメージして来たのですが、それが意外に大きな施設で、少しだけ驚いたのです。ここは場所的にとても目立たないところにあるし、入り口も分かりづらいし、損をしている宿だな~と。以前は「ホテル秋保」という名称だったのですが、経営が替わり名前も変わってしまったようなんですね~。
 中に入ると団体さんがおり、なんだかドタバタ状態。待つことしばし、団体さんがいなくなった後、やっと受付を済ませ、静かに浴場へと向うことができました。と、ここは秋保温泉の高級感は全くなく、ローカル的な雰囲気でして、人も建物も。

 で、浴室に入ると、窓際に細長くて大きな湯船があり、窓の外には名取川の渓谷、磊々峡(らいらいきょう)が眼下に望め、対岸には秋保グランドホテルの立派な建物が、雄々しく見えていました。

 して、お風呂に浸かってみると、それは緑がかった茶色に濁ったお湯で、鉄の匂いがプンプンとし、肌をこするとスベスベする、湯量豊富な掛け流しの温泉です。また湯温が高いので2割ほど加水をしているようですが、それでもお湯の濃さは変わらないと思えるほど、濃い温泉に感じました。あと、湯船のふちにタオルを置いといたら、案の定、茶色に。

 いやいや、秋保温泉にこんなお湯があったんですね~。最高です。しかも珍しい二酸化炭素泉で、湯上り後もさっぱりとした爽快感を感じさせてもらいました。しかも、料金が安いし、気軽だし、なんと言っても、お湯がいいんです。

泉質:含二酸化炭素・ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 高張性中性高温泉 源泉:ホテル秋保5号泉 56.1℃ pH6.8

ナトリウム 2923, カルシウム 890, メタホウ酸 1233, 遊離二酸化炭素 1199, 硫酸 1390(分析:昭和62年)


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©東北な温泉0305 , 18rw , Update:2024/09/17