東北な温泉
温泉突進レポート

緑水亭

(秋保温泉)
〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元上原27-2 TEL.022-397-3333

入浴 1300円(貸バスタオル付)
入浴、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天1、サウナ)
シャンプー・セッケンあり

 2月、秋保温泉街からちょっと離れた高台にある大きな高級ホテル「緑水亭(りょくすいてい)」にやって来ました。秋保温泉街から細い坂道を上って行くと、急に開けた広々とした駐車場があり、朝イチに来てみたけれども既に沢山の車が。なぬ、イベントでもあるのかなーと思ったらそうではなく、普通のお客さんの車のようでありました。やはり、秋保温泉は人気ものなんですね~。
 受付ではバスタオルとフェイスタオル(旅館名に合わせた緑色)とビニール袋が貸与され、なんとなくそれらしい方に突進しますと、1階の奥の少し離れた所にある、大浴場へとたどり着きました。

 浴室には、壁際に広くて細長い湯船が続いており、反対側にはずらーっとカランが並んでいます。そこはさすがに高級ホテル、シャンプー・セッケンも高そうなもので、更に色んな小物(髭剃りとか)も置いてあるのです。そんな関心はそれくらいにして(期待せずに)その内湯に浸かってみると、あれ、どうもさら湯のようで。

 露天風呂もあるのだろうかと、外へ出てみると、何やら下へと階段が。と、その先は別世界。なんと秋保では見かけない、緑色に濁ったお湯をたたえる大きな露天風呂が横たわっているではありませんか。またそれが何とも優雅な庭園露天風呂でして、女湯との仕切りはデッカイ岩山で仕切られ、滝のような演出もされているのです。湯船の周りには、茶色の析出物が層になってくっ付き、温泉の濃さも感じさせる、なかなかの雰囲気なのです。

 お風呂の中ほどの大石から、ちょうど良い温度のお湯がチョロチョロ流れ落ち、その石の上は丸く掘られた湯溜りに。お湯の匂いは鉄の匂いと食塩の匂いが強烈に漂い、どうもこのお湯が源泉になっているようなのです。でもこのお湯だけでは温度を保てないらしく、お風呂の再奥部にも熱いお湯が噴き出す所が設けられてもあり。‥秋保でこんな温泉があるなんて、素晴らしや~。

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 低張性中性高温泉 源泉:篝火(かがりび)の湯 42.5℃ pH6.7

ナトリウム 1832, カルシウム 317, 塩素 2686, 硫酸 1051, 炭酸水素 486, メタホウ酸 316, 遊離二酸化炭素 114, 総ヒ素 3.6 分析:平成17年(塩素臭あり:内湯は多く、露天はかすに)



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©東北な温泉0302 , 17rw , Update:2024/09/17