高速無料化、台数8.4%増、収入4.9%減だけ
6月の通行台数は、日平均で275万6000台と前年比8.4%増。月の合計は8267万台で前年比644万台増となり、4月、5月と順調に利用台数が増えていると言うが、対して料金収入は前年比4.9%減の445億6700万円となった。通行台数が増えながら料金収入が減少しているのは、高速道路の無料化実験に加えて、被災者支援や震災復興のための東北地方の高速無料化が影響しているためだと言う。ETC利用率を見ても東北無料化実施後にETC利用率が減少しており、その影響が見て取れるとした。
SA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)の売り上げ高は、前年比で8.6%増の110億2500万円。その内訳を見るとガソリンスタンドが30.2%も増加していると言い、これはガソリン単価のアップに加え、給油量の増加があるとのこと。特に軽油が大幅に増えており、これは震災以降続いている傾向だと言う。
じゃらん、勝手に宿のフェイスブック作成
じゃらんnetを運営するリクルート社が個々の旅館ホテルの承諾を得ず勝手に各施設の“公式フェイスブックページ”を作成し、7月1日に公開したことで、宿泊業界内に反発と不安が広がっている。
横地氏は、リクルート社の本当の目的は、SEO(検索エンジン最適化)効果にあると指摘。その上で「勝手に作成した“公式フェイスブックページ”を分析すると、じゃらんnetへのリンクが無数に張られている。このことにより、宿の“公式フェイスブックページ”を訪れた見込み客をすべてじゃらんnetに誘導するからくりだ」と解説した。さらに「フェイスブックから無数の被リンクを一夜にして獲得したため、じゃらんnetというウェブサイト自体の評価が上がり、ヤフー、グーグルなどで検索した際に、上位表示されるようになる。これは、ヤフー、グーグルにリスティング広告代を払わずして、じゃらんnetを上位表示させる錬金術に他ならない」と説明した。
仙台パルコに「スイーツパラダイス」-全店舗中最多メニューで東北初出店
仙台パルコ8階に8月4日、スイーツ食べ放題の店「スイーツパラダイス」がオープンする。ドリンク30種類と、サラダ・スープ・カレー・パスタ・サンドイッチなどの軽食も提供。
80分食べ・飲み放題で、料金は大人=1,480円、子ども=840円(3歳以下無料)。営業時間は10時~21時。
「住環境設計室」が独自工法 地震被害ゼロで問い合わせ急増
福島県郡山市の設計建築会社「住環境設計室」が開発した住宅向け免震基礎工法が東日本大震災後、注目を集めている。安価で工期も早く、震災の地震の揺れによる被害はゼロという。鋼管を介して地中熱を利用できる利点もあり、東北独自の技術としてアピールしている。
この免震工法はねじれた先端部に円盤が付いた「ブレードディスクパイル」という特殊な形状の鋼管杭(くい)を使用。住宅の基礎として地中に埋め、鋼管の弾力性で地震の力を受け流す。杭の形状で、国土交通相の認定を2件取得した。
日大工学部(郡山市)との共同研究では最大振幅で約90%、最大加速度が約60%いずれも減少し、高い免震効果が裏付けられたという。
工費は地盤の性質などで変わり、延べ床面積約130平方メートルの2階住宅で、長さ4~8メートルの杭を15~20本使用して80万~130万円。一般的な免震工法の3分の1以下という。工期は1、2日で、メンテナンスも不要。
地中熱を活用できるメリットもあり、杭内部で不凍液を循環させればヒートポンプの熱源になり、冷暖房などに使える。
同社の影山千秋社長によると、2000~10年の施工実績は震災被害が大きかった岩手、宮城、福島3県で516件、東北全体では1098件。地震の揺れによる建物被害はないという。
パナソニック、配管にお湯を通して発電する「熱発電チューブ」を開発 ~地熱・温泉熱発電に展開
パナソニックは、配管にお湯を流して発電する「熱発電チューブ」を開発したと発表した。同社では、この熱発電チューブについて“世界初”としており、地熱・温泉熱の発電に展開することを期待している。
熱エネルギーを電力に変える「熱電変換」技術を利用したチューブ。チューブは、熱が流れにくい熱電変換材料と、熱が流れやすい金属を、傾斜して交互に積層、管状にした構造となっており、チューブ周囲に冷水を満たした状態で、チューブ内にお湯を流すことで、熱の流れと垂直な方向に電気が流れる仕組みとなる。同社が試作した長さ10cmのチューブの場合、約1.3Wの電力が取り出せたという。
福島・観光3ラインを無料化 7月中旬から冬季閉鎖まで
福島県は7月中旬から、県内の観光有料道路3路線を無料開放する。
福島県は4月から被災者向けに無料開放している磐梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインの3路線の無料範囲を拡大、本年度冬季閉鎖までの間、全ての車両を対象に無料開放する。
磁力抵抗「ゼロ」の発電機(やがて乗り物に大きな革命が‥)
滋賀県草津市の元建設請負業の男性が、発電機を回す時に生じる磁石の抵抗を大幅に軽減させる仕組みを発案し、解析した京都大准教授がこのほど学会で発表した。簡易な構造だが誰も試みなかった「コロンブスの卵」的発想で発電装置の簡略化が見込め、電気自動車や風力発電などへの応用に期待も高まっている。
中村准教授によると、平松さんの発電機で生じる電気は波形がぶれず発熱ロスが少ないため、発電機の「弱点」ともいえる制御装置や廃熱装置が不要になることも見込める。低回転でも電気が取り出しやすいなど利点が多く、ハイブリッドカーや電気自動車の発電機をはじめ風力発電機などへの導入も期待される。すでに企業からの引き合いもあり、本格的な発電機を試作し、応用を検討する。
余震で温泉がわき出す
先月、東日本大震災の余震で震度6弱の激しい揺れを観測した福島県いわき市では、地震の後、市内で温泉が湧き出し、市民を驚かせています。
いわき市では先月11日に震度6弱の激しい揺れを観測する余震が起きた後、少なくとも市内の2か所で新たに温泉が湧き出し7か所でもともとあった温泉の湯量が増えたことが確認されています。
このうちいわき市泉玉露の住宅街にある炭鉱跡では、直径およそ10メートル、高さおよそ3メートルのかつて通気口として使われていた穴から50度以上の温泉が勢いよく湧き出しています。
被災者の高速無料化 最終調整へ
政府と民主党は、東日本大震災の被災者を支援するため、東北地方などの高速道路から乗り降りする場合、被災証明を提示すれば料金を無料にする措置を来月中旬にも始める方向で、最終的な調整を進めることにしています。
高速道路「休日千円」廃止 割引の”反動”を懸念
土、日曜・祝日は高速道路料金の上限が千円となる「休日特別割引」が6月に廃止される見通しとなった。鳥取県内で影響が生じるのは通行料金が有料の米子自動車道のみだが、ゴールデンウイークに過去最高の人出を記録した水木しげるロード(境港市)をはじめ、特に中海圏の観光地は割引の”反動”を懸念している。
西日本高速道路によると、東日本大震災への対応のため、日本高速道路保有・債務返済機構が2500億円を国庫納付することとなり、「休日特別割引」は廃止、通行料金を最大2千円とする「地方部上限割引」も導入が見送られることに。さらに、米子道も対象となっていた無料化の社会実験も中止が決定。システムの書き換えなどを経て、6月中旬には休日特別割引が終了する見通しという。