青森りんご・ふじ
全国名物青森
/ クチコミ
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JA青森
青森市大字羽白字富田190番地4
名称:ふじ
種類:晩生種
収穫期:11月上旬
りんごは、夏の8月上旬から、極早生種の青りんご:夏緑(なつみどり等)が収穫され始める。
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青森りんご (青森)
青森リンゴは言うまでも無く、全国的に知られた果物である。中でも「ふじ(最近はサンふじも*1)」という品種は、リンゴの王様ともいわれ、日本ではもちろん世界中で栽培されている。ヨーロッパのことわざに「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という教えがあり、欧米でも昔から体に良い果物として知られていた。大きい声では言えないが、朝のお通じにも良いらしい。
リンゴは、皮と果肉の間に栄養が詰まっているそうだが、やはり皮をむいて食べるのが一番おいしい。特に「ふじ」などの大きくて立派なリンゴを無理して皮付きで食べると、だんだん苦痛になって、リンゴ嫌いになる可能性も無きにしもあらずだ。
*1)
「ふじ」と「サンふじ」は同じ品種。袋をかけないで太陽にあてたものを「サンふじ」という。「サンふじ」の方がおいしいが、表面にザラツキがあるとか、保存期間が「ふじ」より短いとか、そんな特徴がある。一方、袋かけの「ふじ」の方が長持ちするのは、虫や菌の混入が少ないから。そんな中、最近よく見かけるのは「サンふじ」の方なのであるね~。
リンゴには消化酵素が入っていて消化を助けるが、「アルカリ性食品だから胃酸を中和して消化に悪い」とかいうネット記事を見かけた。が、リンゴは酸性(pH3~4)なので胃酸とはあまり戦わない。
アルカリ性食品とはその物がアルカリ性を示す食べ物ではなく、体での代謝後にアルカリ性になるというもの。そしてアルカリ性食品は体に良いと言われている。結局リンゴは胃にも良い、腸にもすこぶる良い(ビフィダスヨーグルトと共闘すれば更に)、‥と自分は思う。
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今回のリンゴは丁度良い食べごろ、透明な蜜が入っていて、とても美味しそう。食べてみると、甘さと酸っぱさが絶妙に調和した、なんとも言えない美味しさだ。蜜は入りすぎてもダメだし、少なすぎると寂しいし、収穫時期を判断するのが難しいそう。
※)蜜(みつ):ソルビトールという糖分が、果実に大量に運ばれ、細胞の隙間からあふれ出たもの。蜜は収穫後、日が経つと消えて、糖度の強い果糖に変化する。
メモ)
最近は「葉取らずリンゴ」というものが脚光を浴びている。今までは、リンゴのまわりの葉を取ってリンゴに日光を当てて赤くするのが主流であったが、葉を取らずに置いた方が葉っぱが養分を作り、リンゴが甘くなることから流行りに。
その他)
- 硬いリンゴは鮮度が良い証拠(若いリンゴを除く)
- 黄色品種のリンゴは、いつまで経っても黄色
- 熟すと表面が光って見えるのは「油あがり」という現象で、リンゴが乾燥から自分を守るためにオイルを出しているもの。食べても害はない。
- リンゴは、植物の熟成を促すエチレンガスを出すので、保存する場合は箱や袋から出して、風通しの良い冷暗所に置くこと。(‥ミカンも同様)
・2017.07 どうやら近年、労働力不足に悩むリンゴ農家が、色づきの管理が大変な赤リンゴから、手間がかからない黄色リンゴに植え替える動きが広がっているんだそう。この先、どうなることやら。 |
リンゴ箱)
青森ではリンゴの出荷に木箱が使われる。その木箱はプラスチックの物に比べ通気性があり、リンゴの色付きが良くなるのだと。
また、この箱は単純な物で誰でも簡単に作れると思えばそうでもなく、木箱職人が作っている。まずは木材が一つひとつ違いがあることと、釘を隣と違う方向に斜めに打って、抜けないようにしてもいるそう。
まあ、職人なら手際よく沢山作れるのだろうけど。
それから、使われる木材は安い「杉」と、ちょっとお高い「マツ」。昔はブナも使われていたが貴重になって。あ、昔はミカン箱も木箱だったよね~。
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