朝汐
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朝汐 (島根)
松江藩の七代藩主・松平不昧公(まつだいら・ふまい・こう)は、江戸時代後期の大名茶人として知られる人物。そんな藩主をいただいていた松江城下町は、やはり抹茶並びに菓子処が有名で、市内には今でもたくさんの和菓子店が軒を連ねる。
なかでも、日本三銘菓の一つといわれる「山川」が代表的なお菓子で、このらくがん系の打ち菓子が、抹茶と相性が良いのだという。小生は抹茶が好みではないので(申し訳ない)、今回はこの「山川」を作っている風流堂のもう一つの銘菓「朝汐」を食すことに。すまぬ、展開に無理が‥、実はそのとき「山川」のお取り寄せが無かったもので。→後にちゃんと実食したけど。
関係ないことであるが、私の年代(秘密)だと 相撲の朝潮を連想してしまうのだぞよ~。
白箱からお出ましたるは、やっぱり白い饅頭。して、その白饅頭を手に取ってみると、意表をついてモチモチした感触だ。食べてみたら、しっとりした和菓子の味わいで、飛躍し過ぎかも知れないが、ういろうにも似た味もするような。おそらくそれは、山芋の風味かな~。これは饅頭のようで、饅頭でない。中のあんこは、あんこに見えるが和菓子そのものなのだ。上品で繊細な和菓子‥、そんな感じ。
んー、なんじゃろね~「山川」とか「朝汐」とか、風流を好む人は突飛な名前を付けるものだ。全然連想できぬ。まあよいけど~。 |
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