イチジク 大Lサイズ
全国名物島根
/ クチコミ
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JA出雲 ラピタ多伎店
島根県出雲市多伎町多岐853-1
島根県多岐産いちじく(無花果)
品種:蓬莱柿(ほうらいし)
出荷時期:9月上旬~10月中旬
保存は出来ない
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多伎いちじく (島根)
イチジクの原産地は「中東・アラビア半島南部」であるらしいが、今では世界中で栽培され、また日本の一般民家の庭にまで なっている程のポピュラーな果実。
と、出雲市多伎町はイチジクの産地で、希少な蓬莱柿(ほうらいし)という品種を栽培し「多伎いちじく」として出荷しているところ。して、全国的に作られているのはドーフィン種で、それよりこの蓬莱柿の方が糖度が高いのだそうな。で、明治にアメリカから伝わったドーフィン種に対して、中国から伝わった蓬莱柿はもっと古く、今では在来種とか「日本いちじく」とか呼ばれる品種なのである。
‥恥ずかしながらわたくし、イチジクとザクロを混同していた時があって。実際は全然違うものなんだよね~。
アケビのようにパックリと割れたイチジクは、中から赤い実をのぞかせていて、とっても美味しそうに見えるのだ。大きさはゴルフボールから鶏卵ぐらいかな~。で、半分に切ってみると、中はあずき色の実で、白いツブツブがビッシリと詰まっている。まあ、匂いをかいでみれば、山等にある木苺に似ている(ように思う)。
さて、スプーンですくって食べてみたら、ネットリとした食感で、薄皮以外は全て食べられた。それと種が気にならないほどで、ちょっとプチプチする具合いかな~と。して、味はかなり素朴で説明が難しいが、頭に浮かんだのがキウイフルーツの酸味を無くした感じ。いちおう、かなり奥ゆかしい甘味がある気配。
‥やっぱこれは、甘露煮にすべきじゃの~。
というわけで、イチジクを砂糖で、なんと3日間ほど煮込んでもらったわけじゃ。飴色になったイチジクは、だらーっとしてはいるが、まだ形をちゃんと残している。食べてみると、おや、これはジャムっぽいが、イチジクの繊維も残っていて食感が良く、プチプチだった種がカリカリと音を立てていた。そうじゃなー、簡単にいうと黒砂糖の味に近いかな~。
メモ)
イチジクは日中に穫ると傷んでしまうため、朝にもぎ取る。すると2~3日はもつらしい。また1個ずつラップして冷蔵庫に入れると1周間もつそうな。ちなみに2013年現在は、愛知県が日本一の生産量。
追記)
後日、超熟イチジクなるものがテレビで紹介されているのを見た。で、それは皮まで食べられるもので、なんと糖度が20度もあるそう。そしてそれは愛知県の農家(三州フルーツ工房)で作られており、地元の産直に出されるとすぐに無くなり、また、ネット予約では3年待ちなんだと。
後でNHKの番組を見て知ったのだが、イチジクは「一日にして熟す」からイチジクというそう(外皮全体が小豆色になる)。が、熟した翌日には熟れすぎてダメになるらしいけど。
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