名物に旨いものあり
南部せんべい
Content
南部せんべい 落花生
全国名物岩手 / クチコミ
㈱小松製菓
(販売会社:巖手屋)
岩手県二戸市石切所字前田41-1

:小麦粉、落花生、砂糖、食塩、膨張剤(炭酸水素ナトリウム)


  • 小松製菓(巖手屋)はシェア5割
  • 南部鉄の型で焼く
  • 最近ではイカ煎餅、チョコ南部も人気

南部せんべい

(青森・岩手)

「南部せんべい」は、昔からの人気の煎餅である。私の小さい頃は、近所のお爺ちゃんが一斗缶いっとかんから「南部せんべい」を取り出して、おやつに食べていたりした。煎餅は湿気に弱いので、しっかりとフタのできる缶に入って売られていたのだった。当時はゴマとピーナッツが主流であったが、最近では他にも色々あるようだね~。

 で、蛇足かもしれないが「南部せんべい」とは、岩手県~青森県にまたがる南部地方(昔の南部藩)で作られる煎餅。岩手県の南部地方といっても、岩手の南の地域のことではなく、北の方なのであるよ。


 一見、そんなにおいしそうには見えないものだが、これが食べてみると香ばしくて結構イケルもの。薄いせんべいではあるが、ピーナッツが丸ごと入っていて、魔力のように人を惹きつける。それは甘いわけではなく、またショッパイわけでもオイル感があるでもなく、この独特の乾いた香ばしい風味と歯ごたえが、何とも言えなく。また、ピーナッツの薄皮まで入っている不思議なせんべいなのだよね~。うーん、やめられない。

 せんべいの耳を最初に食べて、それから本体に取りかかる、子供の頃はよくやった食べ方。今でもやってしまう。全部食べきれないので、缶に入れてしまっておこうっと。ちなみに、写真では分からないかもしれないが、表と裏にメーカー固有の絵や文字が書いてあるのよ。

つづき)
 数年後、知り合いから南部せんべい(やはり小松製菓)を頂いた。見ると何やら色んな種類の南部せんべいが入っていて。納豆やらイカやら、邪道と思われるものまで。色々食べてみたが、やっぱり昔からのピーナッツが一番旨くて安心できる味だべ~。

 近頃では「八戸せんべい汁」がB級グルメでフィーバーしているとか。

追記)
 近年、お土産屋さんやスーパーで買った「南部せんべい」を食べてガッカリする事態に陥ること、しばしば。それは本場の「南部せんべい」ではないものであった。なので、みなさんにオススメしておきたい、岩手の「南部せんべい」は二戸にのへ市産のを買うべし。

追記2)
 2011年に「南部せんべい」は岩手県南部煎餅協同組合により商標登録されたそう。

Coopバージョン) 、このurl
 先日、宮城生協で煎餅を物色していたら「南部せんべい」が売っており、見たらなんと、あの小松製菓の「南部せんべい」だったのである。ふ~ん。

 で、実食してみれば、あれ、なんかへん。美味しさがいつもと違う。Coopバージョンは何かピーナッツが少ないような。2022/01

 その後、また別の、もう少し高いバージョンのを発見。こちらは本物に近い、イヤたぶん本物。画像忘れた。
八戸の)
東北みやげ煎餅株式会社
青森県上北郡東北町篠内平1−43

とあるスーパーで八戸産の南部せんべいを発見し購入。食べてみると、昔風味の素朴な味わい。一口で人を惹きつけるインパクトはないのだが、飽きの来ない味で、地元民と通の人が好みそう。小腹満たしに最適。 2023/01
©名物に旨いものあり0402 , 24rw , Update:2024/10/15