|
12月、最上川の河口付近、新井田川のほとりにある観光名所で、築百年以上も経つ明治の建物「山居倉庫」にやって来ました。
それで、入口にある駐車場から歩いて奥へ向かいますと、規律正しく、そして壮観に建ち並ぶ倉庫群が現れ、それはあまり見たことはないけど、どこか懐かしくて安心する風景でありましてね~。
で、ここはただの昔の倉庫があるだけと思っていたのは間違いで、入口側から2棟が観光物産館(辻村寿三郎の人形館など)、その先9棟が現役の米倉で、最後の1棟が庄内米歴史資料館になっておりまして‥。
全体的に言うと、表側は実作業を行う運搬車の通れる広い通路で、裏側はパンフレットなどに載る風情のあるケヤキ並木が続く石畳、そんな感じですかね~。で、表の川沿いには、小鵜飼舟(こうかいぶね:運搬船)なども展示されてあり、最上川を行く、いにしえの光景が目に浮かぶようでございました。
して、最上川の本流を走ったのは、ひらた舟(この小鵜飼舟の5倍の積載量:250俵積み、4人乗り)で、下りは4~5日、上りは二週間かかったそう。書くと簡単ですが、想像を越えた、いや、想像できない難航があったに違いありませんね~。
‥あ、そうそう、今日は鳥海山も月山も、とってもキレイでございましたのよ~。
メモ)
ブラタモリ(NHK)を見ていたら、酒田が他の港に比べて栄えたのは、最上川流域に天領(徳川家直轄領)が20万石もあったからだと。で、20万石といったら大大名の領国と同じ量で、かなり大きなもの。それを江戸に運ぶ海運の起点になったものだから、それはそれはとっても栄えたそうなのです。 |
|