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観光突進レポート
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堺田大分水嶺公園(最上町、分水嶺のある所)山形県最上郡最上町大字堺田 (JR堺田駅前)
駐車場あり
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6月、県境・峠越えの国道47号線を宮城・鳴子から山形・最上へ。で、その〝なだらか〟ながら頂上と思しき峠に差し掛かりますと、にわかにちょっとした家並みが現れました。
と、そこにあるのは松尾芭蕉が宿泊したといわれる萱ぶき屋根の「封人の家」。して、そこからちょっと先には、日本海と太平洋に流れが分かれる分水嶺。それと「え、こんな所に?」と思えるJR堺田駅などが点々とあり、この辺はちょっとした観光スポットにもなっているようなのです。
追記)
「ノミ シラミ 馬のバリする枕もと」、ご存知、松尾芭蕉の詠んだ俳句ですが、その句の見事なまでの言葉の凝縮と、あまりにも強烈な情景描写に、恐れ入ります。
が、実際は枕もとで、そんなことがあったわけではなく、同じ屋根の下、同じ空間に、一緒にある馬屋の存在が強烈で、思わず詠んでしまった句ではないでしょうか。嫌ならすぐ立ち去ればよいのに、数日滞在したことからも想像できること。しかも、ときは夏‥、シラミの季語が夏なので。
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で「封人の家」の駐車場から、堺田駅へ向けて遊歩道を行くと、途中の池に咲くハスの花が見事で、しばし歩みを止め眺め。そこからまた少し先に進むと、ちょっとした公園風の水庭があり、そこがかの有名な分水嶺なのです。
して、山に登った時などには、ひとしおの感動があるものですが、何しろ一般道から、ほんの少し歩いただけの、この分水嶺。「へ~」と思いながら、ポカンと口を半開きにして、沈黙。
んで、公園の脇は駅の駐車場になっており、周りには民家がポツリポツリとあり、そのドテの下に小さな堺田駅の建物と線路、電話ボックスが見えまして。ん~、何か哀愁漂う駅ですね~、ここは。この小さな駅のホームに立って、遠くまで続く線路を眺めると「夢と希望」に満ちていた「あの頃」を思い出しましてね~。
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©東北を行け1106 , 18rw , Update:2024/09/17 |
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