笹だんご
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笹だんご (新潟)
なんじゃこれは。笹だんごの表示がなければ、なんじゃこりゃ。いやこれは、かなり手の込んだ餅であるね。餅(しかも草餅)を笹の葉で包んで、尚且つ、つる(スゲまたはイグサ)で縛ってあり、それをまた一塊につなげてあるのだよ。
うーん、よくぞ、そこまでやってくれたものだ。でも中が見えないもので、旨そうなのか、そうでないのか、開けてみるまで分からない。買おうか買うまいかと葛藤しつつ、ダンゴという名前だけで買ってしまった(当時は今みたいに情報がなかったし~)。
ちなみに、この餅は笹の葉でくるんだまま蒸せば、おいしくなるのだそうな。また、作った翌日の方が餅が程よい固さになって、旨いらしいぞよ。
笹の葉をはぐと、中から笹と同じ色のヨモギ餅が、ピーナッツ型につながったまま2個一緒に出てきた。食べてみたら、ヨモギ餅の中には粒の小豆あんが入っていて、笹とヨモギの香りと小豆あんとの三重奏で、より野性的な味わいを醸し出している。ヨモギの餅を草餅ともいうが、まさにそんな味わいだ。んー、旨い。
これは大手のお菓子屋さんでは真似のできない、素朴な田舎の味わい、名物そのもの。一度好きになると、トコトン好きになる、そんな逸品だと思うね。やはり笹で包んであることが、この団子の命。
メモ)
新潟県人がテレビで、笹団子の食べ方を紹介していたのを見たら、「笹包みの両側のヒモのうち、片方だけを外し、あとはババナをむくように食べる」のだと。それと、小豆あんだけじゃなくて、きんぴらごぼうやカレーのもあるそう。
それと、笹団子屋さんが沢山あることから、当然人気店とか出てくるもので、田中屋本店、笹川餅屋が紹介されておったぞ~。
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