東北な温泉
温泉突進レポート

古町温泉・赤岩荘

(南会津町)
〒967-0501 福島県南会津郡南会津町古町太子堂186-2 TEL.0241-76-2833

入浴 450円
入浴、休憩(料金別)、食事
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー、セッケン不明

 12月、奥会津の只見町から伊南川沿いを南へ遡り、南会津町の小さな町(旧伊南村)の外れにある施設「古町温泉・赤岩荘」にやって来ました。と、壁に貼られた料金表に、町内の住人が安く設定されているところをみると、どうも公共系のようなんですね~。

 で、受付のオバサマ(いや、お嬢さんかな~)が、この辺の土地柄なのかフレンドリーに(いや、ぶっきらぼうに)「どっから来たの?」と尋ねるもので、一瞬たじろぎ、間をおいてから「え~、仙台‥」と答えるのがやっと。んー、怪しむようにこちらを睨むもので困りましたです。そう、何も悪いことは致しませんてば~。どう見ても善人ざまショ(笑)。
 そんな具合で受付を済ませ、浴場へ。そして廊下を奥へ進みますと、途中に内湯があり、中をのぞくと湯煙と電灯の暗さで真っ黒けのけ。ありゃ~と思っていると、にわかにジャバジャバと音がし、誰かがその存在をアピールしているよう。

 そんなこんなで目が慣れる前に内湯をパスし、そのまた奥へ。すると、長~い渡り廊下の先「え、なんでこんな先に」と思える程の所に、露天風呂が待ち構えておりましたのです。

 で、その木の塀で囲まれた箱庭的な空間には、大石を並べて造られた大きな湯船があり、それを2つに仕切って、熱い湯とちょうど良い湯に分けており。そしてちょうど良い温度の湯船では、地元のオジサン達が今年の雪対策の話し合いに熱中し、待っても待っても湯船が空きませんでしてね~。なのでもう一方の熱い湯に、チョット浸かってはあがりの繰り返しを致しまして‥、どこかのオジサンと二人で。

 して、お湯は茶褐色で予想通りに鉄の匂いがし、肌をこするとちょっとキシキシする感触のもの。と、この近くの「むら湯」とそっくりなお湯ですが、こちらは温度が高いようで、真冬でも露天風呂が運用できるみたいなんですね~。

 その露天風呂での湯上りに腰掛けた冬の岩がとても冷たく、またそこの塀越しに見える遠くの雪山の景色に凍え、こりゃいかんと、すぐさま熱い湯に体をジワーと沈めて、ふ~。

泉質:ナトリウム-塩化物泉 高張性中性高温泉 源泉:古町温泉 53.1℃ pH6.5 152L/M 動力

ナトリウム 5103, カリウム 154, マグネシウム 115, カルシウム 472, 塩素 8520, 硫酸 320, 炭酸水素 922, 遊離二酸化炭素 110


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©東北な温泉0612 , 19rw , Update:2024/09/17