東北な温泉
温泉突進レポート

千貫石温泉・湯元東館

(金ヶ崎)


〒029-4503 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根二枚橋5-1 TEL.0197-43-3300

入浴 400円
入浴、休憩(別途料金)、食事、宿泊
男女別(内湯2、露天1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり

 4月、金ヶ崎町の西の六原農場のそば、奥羽山脈のすそ野の始まりぐらいにある中規模の温泉旅館「千貫石温泉・湯元東館(せんがんいしおんせん・ゆもとあずまかん)」にやって来ました。

 道中、真っすぐで真っ平らな道の両側には、六原農場の牧草地と田んぼが交互に現れ、それらとそれらを囲む防風林のコントラストが、とても良い風景を創り出しておりましてね~。んー、こういう所でしかお目にかかれませんね、こんなヨーロッパふうな景色は。
 施設はフロントロビーが広く、それに続く売店の奥に大浴場、その奥の階下に小浴場付の露天風呂が設けられている構成に。

 受付を済ませた後、最初に最奥部の小浴場のお湯に浸かってみましたら、これがまた良いお風呂なんです。その大量に注がれ掛け流されるお湯は、ほんのかすかに石油系の香りがし、ほんの少し黄色味をおびたもの。で、何と言っても肌触りのヌルヌル度がすごくて、薄い衣をまとったような、今までに無い感触を覚えましてね~。

 これは温泉成分の炭酸水素に加え、勢い良く注がれることで気泡の含有が増え、そのようなヌルヌル層ができるのではないかと勝手に察します。また、外にある露天風呂はかなり広く、こちらもマンザラ悪くはありません。

 それから一旦ここのお風呂から上り、エンヤコラと別室の大浴場に向かってみましたら、その浴室は密閉されて風通しが悪く、サウナ状態ですが、こちらがまた湯量の多いこと~。ものすごい勢いでお湯が注がれ、湯船から大量にオーバーフローしており、ほんと、最高なんでございます。温泉の醍醐味の一つは、この流れのあるお風呂。清潔でまた気持ち良く、身も心も洗われるんです。

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:千貫石温泉(元湯幸輝の湯) 50.5℃ pH7.9 680L/M

ナトリウム 374, 塩素 290, 炭酸水素 521 メタケイ酸 190, ラドン 2.15Ci(平成17年8月分析)



小浴場、その露天風呂、大浴場の順
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©東北な温泉0704 , 17rw , Update:2024/09/17