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1月、大河原町の町の中、幹線国道(R4)沿いにある読み慣れない名の中華料理店「西安刀削麺(とうしょうめん)」にやって参りました。‥なんだか、赤と黄の配色の建物が後ろの金融店の看板と違和感なく合体ぎみ~。
して、中に入ると店内は調理場をカギ型に囲むように客席があり、案外狭いテーブル席と小上がり座敷が数席ずつ設けられてありました。で、数ページあるメニューから「当店自慢おすすめ」と筆頭に書かれた麻辛刀削麺(山椒入)をば注文しようかなーと思えば「激辛、辛度:大・中・小」との添え書きが‥。んで、そこへやって来たお店のお姉さま(と言っておきましょう)に、尋ねてみますと‥
あの~、この激辛って、そんなに辛いんですかぁ?
‥麻辛刀削麺、小!(マーラーとうしょうめん、しょう!)
え(?)、間髪入れずに返ってきたお言葉は、中間を大幅に省略した、いきなりのファイナルアンサーのお導き。しかも、いちおう日本語なんですが、アクセントがどうやら中華風なのです。なるほどそういうことか、と言われるままの麻辛刀削麺・小にしたのでございまして‥。見ればメニューに台湾ラーメンとかもあるし「もしかしてだけど~♪」のドブロックおんどを頭のなかで歌いながら、日本人ではないようですな~と‥。
それはまあ、案外すぐに運ばれてまいりまして、ご覧のとおりのお姿。食べ方も知りませぬが、暗黙の了解によりかき混ぜて食しますれば、んー、なるほど、中華風の辛味噌に山椒の香りが個性的で、なんといってもこの刀削麺が独特。食べる前にある程度の想像はしておりましたが、やはり今までに食べたことのない食感なのです。
それは”はっと”でも”ほうとう”でも”うどん”でもなく、固く練った小麦粉の塊を文字通りに削って麺状にした、そんな感じでありまして。また、不規則に削り出すことにより一種の縮れが生み出されており、それが辛味噌スープをよく絡ませる構造になっておりまする。あ、そうだ、断りもなく添えられていた白ご飯。麺を食べ終えて器の底に大量に残った肉味噌の行く先が、そこなのでありました。
そうですね、まんざら悪くはありませんが、初回はチンプンカンプンで、2度3度食べるとくせになる、そんなふうに思いましたです。ここなら、他の料理も食べてみたいですね~。
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